地球で一番幸せだと思ったあの日の僕に君を見せたい
- アーティスト: BUMP OF CHICKEN
- 出版社/メーカー: TOY'S FACTORY Inc.
- 発売日: 2009/11/25
- メディア: CD
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いや、いいシングルだと思いました。ほんと。
BUMPのここ最近(と言っても一番近いのが2年前ですが…苦笑)のシングルは、
正直そこまでぐっとくるものがなかったのですが、今作は違って。
BUMP独特の、歌詞とメロディの相互作用でじわじわ心がたかぶっていく感じを、久しぶりに味わうことができました
唄い方が凄く優しかったり、サウンドが綺麗だったりはしたんですが、
2回目のサビのところまでは正直、ああ、いつもの感じだな、って思っていました。
それが、大サビからの展開で一気に印象が変わって。
特に「怖いんだよ」というフレーズが飛び出すところ。
うわー、そうくるかっていう感じで。
最後の方の数行の歌詞で、曲全体が違ってみえてきました。まるで魔法みたいに。
ここに誰が居たかっただろう それが僕にもなり得ること
こんな当然を思うだけで 眠れないほど怖いんだよ
そこに君がいなかった事 底に僕が居なかった事
こんな当然を思うだけで 今がこれほど愛しいんだよ
この記事のタイトルにした、ラストの歌詞も凄く好き。
この曲の「君」って、人によって、そして時によって何にでも変わりますよね。
タイトルがさすところも、何が眠っているかはそれぞれ違って。
奥行きがある曲だなーと感じました。
個人的に、今はこういう記憶に訴えかけてくる曲に弱いです…
あーもう聴いてて書いてて泣きたくなってくる(いい意味で)。
すぐに景色が滲むよ
・Merry Christmas
R.I.P.にもまして、本当に優しい曲。
でも温かいだけじゃなくて、凄く寂しくもあって。
聴いてて、初めて「ホリデイ」を聴いた時と同じ感覚がありました。
嘘つきが抱きしめた 大切な人
↑
このフレーズにがつんとやられて、
そうこうしてるうちに 「許せずにいること 解らないこと 認めたくないこと 話せないこと」が
次々と頭にとびこんできて。
で、そのもやもやした気持ちがラストへ向かっていく過程で
だんだんと雪みたいに溶けていく。
うわーBUMPだなー、と、思わずにいられませんでした。
そして、全部溶かさずに少し残るあたりがさらにBUMPだなー、と。
今年のクリスマスはいつもより温かい気持ちで迎えられそうな、そんな気がします。
信号待ち 流れ星に驚く声
いつもどおり見逃した どうしていつも
だけど今日はそれでも嬉しかったよ
誰かが観たのなら素敵なことだ
そんな風に思えたと伝えたくなる
誰かにあなたに伝えたくなる
優しくされたくて見て欲しくて
すれ違う人は皆 知らない顔で
今BUMPに言いたいことは一つ。
はよライブやってくださいお願いします!