MINAMI WHEEL 2008 (11月3日)


日曜は、いろいろあって、毎度の如く落ち込んでおりました…
このままではいかん、と、そんな気分を振り払うべく行ってきました。
今年で10周年、そして個人的には2回目の参戦になるイベントです。


公式↓
http://funky802.com/minami/index.php

去年のレポ↓
http://d.hatena.ne.jp/lost916/20071030


んでは適当に、おもむくままに、力の限り?、レポ書きます。




・1時〜3時


どうにも気持ちが先走って、1時には心斎橋に到着。
最終日のみの参戦ってことで、まずはパス交換しにBIG STEPへ。


去年と同じく、幅広い年代の人たちがみんな同じパスと袋抱えて歩いている、
そんな街の様子に、思わずニヤリ。何とも言えず気持ちのいい光景です。


パスをゲット後は、BIG STEP前でのフリーライブを見たり、
予定表を睨みつつ今日どう回るのかを再確認したり、のんびりと過ごしました。
途中パスを持ってればチキンひとつただになるというエサにつられてマクドで腹ごしらえも。



・3時15分〜 めろでぃあん (OSAKA RUIDO)


うるふ、dracaena、めろでぃあんと、どれを選ぶか直前まで迷いに迷い、
結局行ったことのないライブハウスに行こうってことで、めろでぃあんに決定。


少し歩いてたどり着いたRUIDOは、小さくシンプルな作りで、音を楽しむにはもってこいなハコでした。
開始予定の時刻になるとともにFM802によるアナウンスが入り、「あーこんな感じだったなー」と思い出してまたにやり。
なんか今日1日にやにやしてた気がします。周りにいた皆さんごめんなさい。


さて、めろでぃあんですが、メリハリの利いた構成のギターロックで、なかなか聴き応えのあるバンドでした。
伸びのある声と、安定感のある演奏。どの曲でもサビに入ってからの盛り上がりが際立っていました。
メンバー皆さん楽しそうな演奏でしたが、特にドラムの女性の方がずっと笑顔で思いっきり叩いてたのが印象に残ってます。
↓dearって曲がオススメ。


http://www.myspace.com/melodianjapan



・4時〜 BAZOO (DROP)


少し走ってDROP到着。丁度、一曲目が始まるところでした。
最初はちょっと声がこもって(DROPの音響の影響もあり)聴きにくい感じだったんですが、
中盤からラストにかけて、熱と気持ちが伝わってくるライブを見せてくれました。
独特のクセと、自分たちが作る空間をしっかり確かなものとして持っているバンドという印象。
特に最後の曲(ロックンロールと君のメロディー)の演出は最高でした。
「最後に言いたいことを思い切り叫んで帰ります」という言葉をはさんで歌われた
「僕の世界は誰にも壊せない」というフレーズと、そのメロディーが、今も頭の中に響いています。


↓でダウンロードできます
http://ip.tosp.co.jp/i.asp?I=bazoo818&P=7


どの曲もなかなか味があってオススメ。終わった後、CD1枚買ってDROPを出ました。



・5時15分〜 →Pia-no-jaC← (knave)
 

本日の本命1組目。ピアノとカホンの2人組インストバンドです。
ピアノインストと言っても、彼らの音楽はそこらへんのロックバンドよりもはるかに大きな熱量を持ってます。
そして今日は生で聴くその音とステージの迫力に圧倒されました。


普通インストというと、どうしても長い時間が経つと飽きたり少し間伸びした雰囲気になってしまったりするんですが、
彼らは全く飽きさせません。静と動が目まぐるしく入れ替わる曲展開に、小道具たくさん使ったパフォーマンス、
いちいち面白いMCと、二人の表情。knaveはほとんど満員と言っていい状態でしたが、その人数の多さにも関わらず、
会場の一体感は相当なものがありました。あんなに手拍子が楽しいライブは初めてでしたし、
曲中に客席があんなに笑顔ばっかりなのも初めて見ました。ほんと楽しかった。
また絶対ライブ行きたいです。


http://jp.youtube.com/watch?v=r2_VszeYKF8&feature=related



・6時〜


knaveが他のライブハウスから遠いことや、時間的な問題などから休憩タイムに。
たこ焼きとか適当に頬張ったりしながらゆっくりしました。
道行く人を見て思ったんですが、ミナホでは、普段自分が行くライブでは見かけないような人がたくさんいます。
年齢的にも、30代はもちろん、40より上と思われる人もけっこういて、「音楽が好きな人」というのは
ほんといろんな人がいるんだよな、と感じて、なんとなく嬉しくなりました。


その後、CLAPPERでシュリスペイロフを一曲だけ。昼間にアコースティックなフリーライブをやってた彼らですが、
こちらではまた一味違った鋭い演奏を見せてくれました。
CLAPPERは音響的にも広さ的にもなかなか聴きやすいライブハウスという印象。ステージは程よく高くて見やすいし。
そんなこんなでそのまま次へ待機。



・7時〜 ピロカルピン (CLAPPER)


女性ギター&ボーカル、男性ギター、その他サポート二人という編成のギターロックバンド。
まず、シンプルながら力強いギターサウンドが相当好みでした。
それに澄んだ声が綺麗に伸びて重なり、童話と日常が混ざり合うような歌詞と合わさって、
独特の世界観を作り出しています。BAZOOと並んで、今後も気になるバンドとして、今日の収穫になりました。


ボーカルまつきさんは、体格的にも喋りの声質的にも少し頼りなげなんですが、
いざ歌いだすと存在感抜群。曲紹介も、MCも、そして歌っている時も、とにかく
真っすぐな姿勢、そして真っ直ぐな目が印象的でした。
初の大阪の大勢の観客に感動したのか、少し泣きそうになる場面もありつつ、
それでもしっかりと歌いきっていました。


太っ腹なことに、1曲入りのCDを無料配布してくれたピロカルピン
また関西に来てライブしてほしいです。


視聴できるサイトもたくさん↓

http://www.k5.dion.ne.jp/~pirokalu/song.html



・8時〜


特にこれ!っというバンドがなかったので、うろうろと。
最初にSUNHALLでmark muffinを1曲。かなり広いスペースのある
ライブハウスでびっくり。激しくリズミカルなギターサウンドを聴かせてもらいました。


すぐにClapperへ戻り、ズータンズというピアノが印象的なバンドのライブへ。
ボーカルの女性がいろいろ表情豊かで面白かったです。


その後、Base Ball Bearがいるクアトロに若干空きがあると知り、移動。
絶対規制かかると思ってたんですが、クアトロってしっかり詰めるとかなり人入るんですねー。


彼らの曲はそんなに知らないんですが、さすがに人気のあるバンドだけあって、演奏と盛り上げ方のうまさは一級品。
「祭りのあと」「ドラマチック」「エレクトリックサマー」+新曲を一つ聴けたんですが、
最前列は真夏のように熱くなってましたね。思った以上に楽しめました。



・9時15分〜 sleepy.ab (QUATTRO)


本日の本命2組目。やっぱり生だと違いますねー。
音の洪水、という言葉がふさわしい、ステージに収まりきらないメロディーの響き。
聴いててライブハウスにいることを忘れそうになるほど、曲の雰囲気が
そのまま場の雰囲気として別の世界を作り出していました。
「メロディ」のラストの絞り出すような歌い方なんかは鳥肌もの。
アンコールもあって、その別世界の空気を堪能させてもらいました。
あと、MCがグダグダでやたら面白かったです(笑)


http://jp.youtube.com/watch?v=6OPs-3UpoJs





そんなわけで長い1日が終了。
このイベント、本当に音楽好きにとってはたまらないですね。
「音楽に満たされてるなぁ」という想いが実感としてこみあげてきます。
スタッフのみなさん、そして出演してくれたアーティストの皆さん、更には
いい雰囲気を作ってくれた参加者全員に感謝したいです。




さて、また来年、どうなってるか知りませんが(笑)
その時を楽しみに待ちたいと思います。