伊藤成男レコ発ワンマンLIVE 『my room is your world』OA:コネコ・ブルース @雲州堂


BAZOOの伊藤さん率いる音楽団のワンマンに行ってきた。
歌が自分の中に直接入り込んで、あらゆるところで反響してる。
そんなライブだった。


「彼の世界は誰にも壊せない」



以下、記録。


・OA 
コネコ・ブルース


男性ソロ弾き語り。まめのきウェンズデイというバンドでも活動しているらしい。
雰囲気が柔らかくて、でも何だか掴めないところもある感じ。なかなか良かった。
http://ip.tosp.co.jp/i.asp?i=bluespring15




伊藤成男


ボーカル&ギター   :伊藤成男
アコーディオン    :かんのとしこ
ピアノ        :矢谷ウメ子
ベース        :藤江
ドラム        :枡良祐
鉄琴&パーカッション :スミノカズキ


・セットリスト(かなり曖昧、?は特に自信なし)


1 知らない事
2 Trick or Treat
3 裸のこころ
4 自転車
5 頼りない天使(FISHMANSカバー) (?)
6 (?)
7 僕らの時代
8 Hello
9 ヘッドフォンガール
10 in my life (?)
11 名前のない魚
12 バースデーソング


en.1
13 ロックンロールと君とメロディ


3〜6は基本伊藤さん1人で弾き語りの形。(3はピアノも)



 バンドの曲はどれもこれも、終盤にかけての盛り上がりが凄まじかった。
 BAZOOの時から、伊藤さんが作る曲は「AメロBメロサビ」みたいなパターンに捉われないものが多かったけれど、鉄琴やアコーディオンといった特徴ある楽器の影響もあってか、よりいっそう動きがあったように思えた。聴いててはっとするような展開がたくさん。伊藤さんソロ名義ということでの縛りの無さも手伝って、思い切った形で音を削ったり増やしたりしていた印象。
 初聴きなのに、それを感じさせない力強さと、はっきり頭に入ってくる言葉たち。何だか聴いてて体が震えてしまった。それぐらい、たまらない演奏だった。


 BAZOO時代の曲もいくつか。特に「名前のない魚」は嬉しかった。アコーディオンはこの曲にぴったり合ってたし、鉄琴の音も新鮮かつ良い感じに馴染んでたと思う。BAZOOの時と、違うけど、同じ曲。同じだけど、違う曲。そんな不思議で心地良い感覚。
 

 「去年の誕生日、皆に祝ってもらってめっちゃ楽しくて、でも家に帰ったら独りで。そんなときに作った曲」という紹介と共に本編ラストに演奏された「バースデーソング」。自分が常に感じてる「怖さ」に通じるものがあって、でも、この曲の中ではそれが素晴らしい音になっていて。泣きそうなくらい嬉しかった。
 

 アンコールの「ロックンロールと君とメロディ」。これもまた、感無量。この人は絶対根っこが変わらない人なんだな、と思った。ステージ上のメンバーも、お客さんも、皆笑顔で、なんだか空間そのものが笑っているみたいだった。こういう瞬間があるから、ライブに来るのをやめられない。音楽を聴くのをやめられない。


http://secondcry.jugem.jp/
http://tosp.co.jp/i.asp?I=bazoo818


伊藤さん始め、いろんな人に、感謝を。
ありがとう。