天辺から爪先までvol.10  グーミ/Qurage/長谷川健一/KAMAMOTOMIKA @南堀江knave


ろびさん企画、記念すべき10回目。
ゆるくて温かいイベントでした。
簡単にまとめ。



knaveにミナホ以外で来るのは初めて。
その時はいずれも規制ぎりぎりで人がいっぱいだったので、
今回はなんだか雰囲が気違って見えました。


会場に入るなり、目についたのがフードの鶏飯。(4種)。
具材たくさん、香りも良さげ、何やらやたらと本格的…
開演前、ライブ間、だいたい常に列ができてたという盛況ぶり。
ライブハウスであんなにたくさんの人が同じ飯食べてるの
初めて見ました(笑)



・KAMAMOTOMIKA


ピアノ女性ボーカル、アップライトベース、ドラムの3人組。
ソロの名前で、ベースとドラムはサポートかと思いきや、
最近正式に3人でバンドとしてやっていくことになったとのこと。


歌も演奏もメリハリがあって、聴いていて退屈することが
なかった。叩き方がなんだか気に入ったので、ドラムの人
ばっかり見ながら聴いてました。



・長谷川健一


初っ端が白い旗。聴きたいな、と思ってた曲がいきなりで
嬉しかったりちと動揺したり 笑 
ラストの「優しくもないのに」の擦り切れながら伸びていく声が大好き。


Qurageの森さんとは、3月に共演予定だったイベントが
地震の影響で流れて、それ以降一緒にやる機会がなかったので、
今回やれてうれしい、とのこと。


地震以降は歌う時の気持ちが変わったという「海の歌」は、
1月に観たライブでも歌っていた新曲。
聴く側としても、なんだか前回とは違った重たさを感じました。


夜明け前は何度聴いても素晴らしい。
特に「力ずくでも笑え 何度となく」というフレーズ。
ものすごく危ういバランスで存在していて、
だからこそ力があります。


ラストはnabowaとのコラボアルバムに収録された曲、「また明日」。
ずっとずっと聴いていたくなる心地よい歌声で絞めてくれました。


白い旗
海の歌
ユリイカ
夜明け前
また明日



Qurage


久々に観るQurage
やっぱりシンガーソングライターとしては異彩を放ってるな、
と感じました。独特の浮遊空間を漂うメロディー。
優しくも、時に不気味さや怒りを感じるような歌声。
日記のようでありながら、瞬間的にぶわっと広がるような世界観を持つ楽曲たち。


思いっきり踏みつける…時に蹴飛ばすようにして、
エフェクターを操作しながらの演奏。
その場サンプリングがあったり、
びくっとするような音の変化があったり、
目と耳がずっと釘づけになる緊張感がありました。


新曲たくさんやってましたし、
そろそろ新しい音源に期待したいところです。


ふらん、ふわん
さがみはら
後は新曲


・グーミ


この日の主役。
ほんと観てて面白い、ライブバンドだな、と感じました。
手拍子から始まり、合唱、ヴァイオリン(こちらもその場サンプリング)あり、鉄琴、さらにこの日は踊りまで(笑)
メンバー全員ほんと楽しそうで、それが聴き手にも伝染していくようなライブ。


ヴァイオリンとギターをとっかえひっかえしながら
歌う小畑さんの動きは特に面白く、
なんだか舞台劇を見てるような気分になったり。


本編ラストではシャボン玉マシーンが活躍。
初めて「天辺から爪先まで」を観に行った時の記憶が蘇って、
なんだか感慨深いものがありました。




始めから終わりまで温かい雰囲気を保ってイベント終了。
記憶に残る一日になった気がします。
ろびさん、出演者の皆さん、DJやフードの方々を始め、
たくさんの人に感謝。ありがとうございました。