MINAMI WHEEL 2009 (11.1)
嫌なこと一時的に全部忘れられるぐらい楽しかったです。
いや、忘れたらいけないんですけどね…
とりあえず軽くメモ程度に。→11月2日夜、いろいろ追記。
・Fed MUSIC(ボーカルの方の弾き語り)
恒例のBIG STEP前フリーライブ。とにかくいい声してるなー、と。
ギターも上手い下手はわかりませんが、
聴き手の心をつかむ鳴らし方、間の取り方をしてると思いました。
・ircle
ブログ及びついったでお世話になってる方のお薦めだったことと、
Quipのサンプラーで聴けた曲がなかなか良かったこととで気になっていた、大分出身の若手バンド。
最初wooderd chiarieとどっちを観るか迷ってたんですが、
スタッフの方がステッカー配ってたのを受け取ったので、何かの縁かなと思いCLAPPERに。
勢いがあるサウンドで荒削りながら、ただ暴れているだけではない、感情のこもった演奏でした。
MCも凄く雰囲気良かったです。初々しさがありつつ、一本筋が通ってる感じで、これから期待できるバンドだと思いました。
年明けに新譜が出るらしいんで、それを購入しようかなーと思ってます。
http://www.myspace.com/irclejp
・鴉
数曲。イメージしていた通りの分厚いサウンドを鳴らすバンドでした。
規制かかってましたし、これからどんどん売れていきそうな感じ。
・G-ampere
ギターアンペアと読みます。
なんとも言えずいい感じの雰囲気のバンド。
曲によって激しいギターロックだったり浮遊感漂うメロウな曲だったり、
表情がいろいろあって面白かったです。
ラストの曲が◎。それが入った700円3曲入りのシングルを購入。
重病の友人に送った曲らしいです…
というと、なんだかシリアスで、同情を誘う感じの曲を想像しがちなんですが、
この曲の場合、夢見がちな子供の唄のようなポップさがあり、
その奥底から、隠しようのない強い気持ちが溢れ出ている感じ。
久しぶりのアルバムが完成した、ということなので、これからも注目したいです。
http://www.myspace.com/gampere
一昨年も実はミナホに参加してたマガズロ。
去年は「応募し忘れて気がついたら終わってた」らしいですw
他のまだライブ観たこと無いバンド行こうかとも思いましたが、
結局マガズロのライブの魅力が、新しいバンドと出会いたいという欲求を上回りました。
そして行って良かった。セトリは前回のライブとほぼ同じで音源化してない新曲が一曲加わっただけでしたが、
ミナホ独特の雰囲気と、彼らのお客さんを惹き付けるパワーのおかげで、
前回とは違う楽しさを感じたライブでした。
とりあえず、何よりも印象的だったのが、「どん底」という新曲の間奏部分の語りで
ボーカル平井さんが熱く叫んでいた、
「最悪とかいう言葉、中途半端に使うから、中途半端にしか立ち直れないんだよ」
という言葉。
曲の良さとの相乗効果で、ぐっと胸に刺さるものがありました。
MCもたっぷり。その一部↓
「さっきまで外でビラ配ってました。そうやるって聞いたから(笑)
他のバンドはそれが当たり前で、バンドがビラ配ってるのが恒例の光景になってるらしくて。
でも、そんなこと知らなかったから、他のバンドは「○時から○○でやります」
みたいなビラ配ってるのに、僕たちは東京で今度やる自主企画のビラ配ってました(笑)
曽我部恵一バンドと2マンやるんですけど、 そのビラ」
客「おーーーー」
「おーーーだよね(笑)で、話には続きがあって、
この(ミナホの)パス、マクドナルドで見せたら
シャカシャカチキン無料って聞いたから、マクドナルドいったの。
そしたら曽我部さんがいたんですよ。スタッフの人とかと一緒に居て、
「あ、今度のライブよろしくお願いしますー。」とか挨拶したりして。
…何が言いたかったかというと、会いたい人には会いたいと思ってれば会えるってことです!(無理やりなまとめ笑)」
いろいろと凄い。曽我部さん来てたんですねー。。
「べいびー」では泣きそうな歌声とギターを響かせ、
「遊びの王様」〜ラストはさいっこうに馬鹿馬鹿しく盛り上げ、
最後の方はお客さんも、まるで地元バンドを観るかのような、温かく楽しい雰囲気で観ていました。
何はともあれ、また今すぐにでもマガズロライブ観たいです。
今度はもっとたくさん曲聴きたいなぁ…。
動員的にワンマンは厳しいにしても2マンか3マンぐらいで観たいです。
セットリスト
マーガレットズロースのロックンロール
オクターブ上で
世界は変わる
LIFE IS NOW
べいびー
どん底
遊びの王様
マーガレットズロースのロックンロール(締めver)
http://www.myspace.com/magazuro
・Jimmy hat
スタンダードで聴きやすいロック。
人が凄く多くてちょっときつく、2、3曲で抜けてしまいました。
規制でかなりの人がまってた感じ。
http://www.myspace.com/jimmyhatmusic
・ゆれる
BAZOOとよく対バンやってて気になってたバンド。
地元バンドなので、この日も固定ファンがけっこういた模様。
基本的に爆音をかき鳴らしつつも、歌詞や歌い方に時折繊細さがみえて、いい味だしてました。
終わりの方にやった曲が特に良かったです。
ミナホでダイブというのはちょっとやめといた方が良かったんでは?と思いましたが…。
500円のCDを購入。音源はライブに比べて熱量は少なく感じますが、
断然聴きやすく、歌詞が実はかなり良いのがわかります。
ライブだけ観て「ちょっとうるさすぎ」と感じた人も、CDで聴いてみることをオススメ。
ちなみに、SEでハンバートハンバートの「おなじ話」(こちらお良い曲です)を使ってたり、
インタビューでの好きなCDにバックホーンの「人間プログラム」や野狐禅の「東京23区オモイデ収集録」
をあげてたり、メンバーはけっこうな邦楽好き人間っぽいです。友達になりたい(笑)
http://www.myspace.com/yurerugochisousuru
いろんな方から賞賛の声があがっていて、気になってたバンド。
落ち着いたリズムで奏でられる音に、点滅する光のようなイメージを抱きました。
MCはすばらしくグダグダでした(笑)ついったーやってること宣伝してたり。
その記録を見る限り、メンバーは一般のお客さん以上に
ミナホを満喫していた感じです(笑)
sleepy.ab、tobaccojuiceと対バンがあるので出来れば行きたいと思ってます。
http://www.myspace.com/kuuchuuloop
自称「多重奏的オルタナティブ・シープバンド」という3ピース。
トリは彼らと決めてました。
お客さんは贔屓目に見ても多いとは言えず、
寂しい感じもありましたが、ボーカル堤さん(♂)曰く、
「俺はMなので、この状況はとても楽しいです。」とのこと(笑)
「オオトリってびっくりしますよね。ミナミホイールという大きなイベントで。
…今ここにいる皆さんは奇人変人の集まりということでよろしいでしょうか!?
(少ないお客さんを見渡して)
アンダーグラウンドの力見てろよ!セ○イイチ見てろよ!(爆)…(他のことなんて)知らん!(笑)」
その他、ひたすら自虐的ネタを連発した後、
「家に帰ってからこの空気を思い出して、
俺サムいなーとかって反芻してその気分に浸りたい」
と言ってみたり、
「千円札自販機に入れたら、何も出てきませんでした…
結果的に、お布施してきました。」
と呟いてみたり、適当で投げやりな感じのMCが個人的にかなりツボでした。
話がそれるたびに、ベースの和田さん(♀)に軽くいなされ、あしらわれる感じで終了(笑)
いや、良かった。(後ろは見てないので他のお客さんの反応はわかりません…(苦笑)
MCのいい加減さとは対照的に、曲の方はしっかり熱のこもった演奏。
声、曲調、歌詞、すべてにおいて、ポップさとダウナー成分、それに捻くれた雰囲気がバランスよく
混ざり合っていて、聴いてて心地よかったです。
何より、ほとんどの曲が初聴きにも関わらず、思いっきり
リズムにのれて、単純に「気持ちがいい音楽」を味わうことができました。
こちらもまたライブ行きたいです(そればっかりですね笑)
12曲入って1000円という嬉しい値段設定のCDを購入。
ちなみに、次の号のQuipのサンプラーに新曲が収録されるとのことです。
頑張ればシネマスタッフのアンコールぐらい観れたかもしれませんが、
この日はヒツジツキの余韻に浸っていたいと思ったのでそのまま帰宅。
それぐらい、個人的には最高に楽しめたライブでした。
http://www.myspace.com/hitsujitsuki
1日のみの参加でしたが、雨にもかかわらず思いっきり楽しむことができました。
お会いした何人かの方々、ほとんど喋れませんでしたが、ありがとうございました。
バンドやスタッフと客側の距離が近く、本当に音楽が好きな人が集まって。
細かく計画立てて多くのバンドを観る人、気ままにライブハウスを巡る人、
お目当てのバンドをガッツリ観る人、新しいバンドとの出会いを求めて走り回る人、
街の雰囲気を楽しむ人…本当にいろんな楽しみ方があって。
こんな素晴らしいイベント他になかなかないと思います。
FM802スタッフの皆さん、出演者の皆さん、各ライブハウススタッフの皆さん、
そして客として参加した皆さん、ミナホに関わった全ての人達に感謝。
音楽とライブは素晴らしい。本当に、感謝、感謝。