2014年 よく聴いた音源のまとめ


去年はまともにやれませんでしたが今年はちゃんと。

以前はアルバム10枚、ミニアルバム10枚、なんて感じで紹介してましたが、今回は枚数気にせず、本当に好きなものとおすすめしたいものを選んでみました。最初の3つ以外はだいたい聴いた順番です。
一部を除いてYouTubeのリンク貼ってますので、未聴のものがあれば是非。




・「ロットバルトバロンの氷河期」/ROTH BART BARON

ロットバルトバロンの氷河期 (ROTH BART BARON'S “The Ice Age

ロットバルトバロンの氷河期 (ROTH BART BARON'S “The Ice Age")

まずはこれ。今年自分の中で一番大きかったのはこのバンドに出会えたことです。過去作も含め一番よく聴きました。
様々な楽器を使って奏でられる澄み切ったメロディ。スケールが大きく、それでいて距離が近い音の広がり。そしてそこに溶け込む、血の通った歌声の存在感が素晴らしいです。歌詞のセンスも独特。

よく海外のバンドと比較されたりしてますが、そんなもんは知りません(笑)良いものは良いのです。

「氷河期#2(Monster)」
https://www.youtube.com/watch?v=Jeb2C2z1Z8I


・「Hurt」/Syrup16g

Hurt

Hurt

まさかの再結成と6年ぶりの新譜。
良くも悪くもこれまでと変わった、と思える部分が確かにありつつ、根っこで繋がった曲達。
とにかくありがとうと言いたくなるアルバムでした。次作に更に期待。

「生きているよりマシさ」
https://www.youtube.com/watch?v=FyD0jRsAqNk


・「RAY」/BUMP OF CHICKEN

初めて聴いた時はちょっとキラキラしすぎてる気もしましたが、聴いているうちに心地良くなっていきました。
自分の家に居るような安心感がありますね。

「虹を待つ人」
https://www.youtube.com/watch?v=ILz87f2iX7M


・「光の棺」/urema

光の棺

光の棺

ヒリヒリしていて冷たい、凍傷になりそうなサウンド。内省的で薄暗い雰囲気ですが、何故か「綺麗」だと感じるのが不思議です。
最後の2曲がたまらなく好き。

「笑う」
https://www.youtube.com/watch?v=Rtb9KcHptjw


・「何処か長閑な」/KUDANZ

何処か長閑な

何処か長閑な

ソロになって初めての作品。音数が減った分、歌が真っ直ぐシンプルに届くようになった印象。
淡々とした日常の中の、確かな温さが伝わってきます。

「風の輪郭」
https://www.youtube.com/watch?v=e4eHfZB78kA


・「XENOtransplantations」/ゆれる

「子どもの頃から夢だった 人を歌う事」(「そうそう これは想像です」より)
荒々しい音と歌い方が目立ってますが、弾き語りでも通用する歌の作りがしっかり軸としてあり、それが魅力になっていると思います。
激しさの中に人らしさが滲み出ている作品。

「ヒューズヒュー」
https://www.youtube.com/watch?v=xe_ay0k1E28


・「aprilfool」/Discharming man
シングルですが、PVも何も無い上にSTIFF SLACKでしか扱っていないのが惜しい…「メイデイ」という曲が素晴らしく良いです。過去作のPV見て良いと思ったら是非。

http://www.5brecords.com/news.html#aprilfool
「因果結合666」(旧譜より)
https://www.youtube.com/watch?v=IN61qKgqB1w


・「DOCCHI」/チーナ

DOCCI

DOCCI

このバンドのバイオリンと鍵盤の音色はいつ聴いてもとても心に響きます。
綺麗なだけじゃなく、棘があったり、深いところに潜ってみせたり、いろんな表情があるのがまた良いです。
「大きな渦」がお気に入り。

シラバス
https://www.youtube.com/watch?v=tQa_RMzrL6I


・「Wall,Window」/People In The Box

Wall, Window

Wall, Window

ROTH BART BARONの次によく聴いた印象です。
初っ端に「翻訳機」を持ってきたのが凄いですね。一気に彼らの楽曲が生み出す世界に引きずり込まれます。さらに、続く「影」のぞくっとするような雰囲気と曲展開に引っ張られ…一旦入り込むとなかなか抜け出せないアルバムになっています。
ばらまかれた言葉の一つ一つが口を開いて騒ぎ立ててるようなイメージ。

「翻訳機」「聖者たち」
https://www.youtube.com/watch?v=UCDg5gLGMAY


・「瞼瞼」/日食なつこ

瞼瞼(まぶたまぶた)

瞼瞼(まぶたまぶた)

柔らかく跳ねるようなピアノの音色と、背筋のばした力あるボーカルが絶妙のバランス。
メッセージ性の強い歌詞がくっきり浮かび上がる曲が揃っています。

「エピゴウネ」
https://www.youtube.com/watch?v=qZqHlAKc-Pw


・「Guitar」/lostage

Guitar

Guitar

まさにギターが歌っている感じ。哀愁漂わせつつしっかり地に足付けて立っている雰囲気が良いです。
lostageの中では一番好きな作品になりました。

「Flowers/路傍の花」
https://www.youtube.com/watch?v=qMHImajtDw4


・「Fantastic Magic」/TK from 凛として時雨

Fantastic Magic

Fantastic Magic

刺さって流れて渦を作って溶けだして。音の中に体を投げ出して聴きたくなる一枚です。

「Fantastic Magic」(PV short ver.)
https://www.youtube.com/watch?v=SJubeTlS9CQ


・「sense」/雨のパレード

sense

sense

うまく言えませんが、異世界みたいな現実を歌うバンドだな、という印象。
現代アートみたいな独特の雰囲気があって、実際音楽以外にもいろいろ活動しようとしているらしいです。
以前売ってたデモ音源を買い逃したのが悔やまれるところ…

「ペトリコール」
https://www.youtube.com/watch?v=IYYM6tb6zSM


・「夕日信仰ヒガシズム」/amazarashi

夕日信仰ヒガシズム(初回生産限定盤)(DVD付)

夕日信仰ヒガシズム(初回生産限定盤)(DVD付)

以前に比べて歌うことの幅が広まったな、と思います。言葉に力があるのは相変わらず。特に「後期衝動」のインパクトは凄いです。
しかしながら、まだまだもっと濃い曲を作れるバンドだと思っているので、今後更に期待したいです。

「穴を掘っている」
https://www.youtube.com/watch?v=B2HsdgVQ-cc



その他、以下の作品も印象に残りました。


・「踊ってばかりの国」/踊ってばかりの国

https://www.youtube.com/watch?v=__gLp_GImtA
・「有と無」/ACIDMAN
https://www.youtube.com/watch?v=ZPzF7T5q9-Y
・「Memories」/asayake no atohttps://www.youtube.com/watch?v=gvtzXUjpvu8
・「Return to Earth」/FoZZtone
https://www.youtube.com/watch?v=-R71CkSfE38
・「Drums, Bass, 2 (to) Guitars」/cinema staff
https://www.youtube.com/watch?v=ykwtQ1VwHfM
・「バンドマンは愛を叫ぶ」/セカイイチFoZZtone
https://www.youtube.com/watch?v=4dLzTIJ1PJw
・「HYPER FOLK」/bonobos
https://www.youtube.com/watch?v=voS0Yj4SP1A
・「I'm Here」/田中茉裕
https://www.youtube.com/watch?v=O709UX7Dxgg
・「こ」/世界のきたの
http://www.roserecordsshop.com/ca2/256/p-r-s/
・「ルリタテハ」/mol-74
https://www.youtube.com/watch?v=h9Q2hmC294g


11、12月に聴いたCDはまだ消化しきれていない部分があるので、今後また印象が変わるかも。その時は追記するかもしれません(笑)
まだまだ見逃しているものもたくさんあると思うので、おすすめとかあれば是非教えてください。


今年は2013年にしっかり聴けていなかった曲達も少しずつ振り返りながら過ごしていました。4、5年ぐらい前と比較すると、新しいバンドにあまり手を出せず、買ったCDもなかなか聴きこむこともできていないのが現状です。が、それでもこうしてまとめてみると、いい音楽がたくさんそばにいてくれたことに気付きます。

音楽は、ここにあるだけで素晴らしいんですよ、本当に。
また来年もたくさんの音楽に出会えますように。