僕等が抜けたトンネルはいつだって ただの銃口だから


・amazarashi、11月24日に新譜発売決定。

http://www.amazarashi.com/info/index.html


まさか1年に3枚ミニアルバムだすとは…
物凄く戦略的に売り出してる感じがするんですけど、
来年以降大きく動いたりするんでしょうか。
それともこのままプロフィール不詳の状態を貫いて、
淡々とリリースを重ねていくんでしょうか。
気になるところ。



・「Family Record」/People In The Box

Family Record

Family Record


正直なところまだ消化しきった感が自分の中でないんですが…
なんだか本当に聴くたびに印象が変わります。
そもそもがストンと納得して満足するような曲たちではなく、
曖昧でもやもやした部分が魅力的な曲たちだ、という気も。


断片的に湧きあがってくる何枚もの絵。
そして、生きているように頭の中で動き回る言葉。


彼らを含め、いろんな音楽が語られる際によく使われるのが、
「想像力をかきたてられる」というフレーズ。
自分は、この言葉が苦手です。
何かと「想像力が足りない」「もっとアイデアが必要」と叫ばれる世の中で、
その言葉に戸惑ってしまうのは、
その力が自分には足りないと、薄々気付いているから。
さらに言うと、自分の持っている感性に自信が無いから。


でも、Peopleが作りだす曲たちは、自分が抱いているそんな
コンプレックスのようなものを忘れさせ、
イメージや空想の世界にどっぷり浸かることを許してくれます。
ひたすらに甘い夢、というわけでもなく、時折現実をちらつかせながら。


これからも、自分は、彼らの曲を聴くたびに、
言葉では表せられない感情を、
どんどん掘り起こされることになると思います。
ドラムとベースとギターと言葉。ただそれだけの音楽によって。



赤ん坊の泣き声は
海の底から突きあがる
神秘が僕に鞭を打つ
「まだまだ君は生きなさい」って


(「スルツェイ」より)



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