むだいのツアー 秀吉/your gold, my pink/ヒツジツキ @福島2nd Line

HAPPY。


レポレポ。(MCは曖昧な記憶です。悪しからず)


ヒツジツキ


彼らのライブを観るのは4回目ですが、
考えてみると他の3回は毎回トリだったので、
最初にヒツジツキが出てくるというのが何だか変な感じがしました。
ついでにいきなりMCで雰囲気おかしくないかといらん心配したり(笑)



10分ほど押して開演。


新譜発売してから初めて観るライブだったので、
どういうセトリかなーといろいろ想像してたんですが、
1曲目から未発表曲の「世界の明日」。
更には2曲目、過去の自分が観たライブではアンコールでよくやっていた
「PaperPlaneGraffiti」。


…さすが、予想を裏切ってくれます。
「Paper〜」は大好きな曲なので、この時点で自分は何だか変なテンションに(笑)
さらに、3曲目の「コーダ」。ここまでの流れが本当に綺麗で、
ショートムービーをぽんぽんぽんとみせられたような気分になりました。


ここでMCタイム


ギタボの堤さん「…」(チューニングしながらベース和田さんをちら見)
和田さん「…」(視線を向けずにこちらもチューニング)
堤さん「…」(マイクに近づいて、和田さんをちら見)
和田さん「…」(依然としてチューニングしたりドリンク飲んだり)
堤さん「…」(何か喋るそぶりを見せたあとやめて、和田さんをちら見)
和田さん「…」(視線に気づくも、無言)
堤さん「…」(2,3度ちら見)
和田さん「何っすか。言いたいことあるなら言ってくださいよ(笑)」
堤さん「…今日は信長さんのレコ発…」


(場内ぽかーん&一部から失笑という名の温かい応援 笑)


和田さん(両腕で自分を抱きしめ震えながら)「それはちょっと…無理です。うわー…」
堤さん「…今日は家康さんの…」


和田さん「何で同じ過ちを繰り返すのか…」
堤さん(何事も無かったかのように)「今日は、秀吉さん、レコ発おめでとうございます!」


はい、なかなかに冷たい風がふいて楽しかったです。いつも通りです(笑)
事前に止められたにも関わらず言わずにはいられなかったとのこと…。


そんな空気も、
「秀吉に歌を送ります」
の一言と共に演奏が始まると一気に真剣モードに。
この切り替わる瞬間が、たまらなく好きだなーと改めて思いました。


堤さんのギターと歌声は相変わらず、ささくれてるのになんだか優しい。
和田さんの感情たっぷり詰まった弾きっぷりには見惚れるばかり。
宮田さんのドラムは、前の2人を見守り、支えつつ、ここというところでしっかり主張。
演奏そのものに目を見張るようなものがあるという訳ではないんですが、
3人のバランスが見事で、奏でられる音が本当に心地良かったです。


forest for〜では宮田さんのコーラスがとても良く、
Cassetgirl〜はもう何かいろんなことが「再生」されて、うわああ状態。



堤さん「企画ライブ、今日からチケット売ってるんで、行きたい人は言ってください。
 押し売りしますんで。」
和田さん「…行きたいって言ってるのに押し売り?」
堤さん「行きたいって言ったのに来てくれなかったら嫌だし…」
和田さん「ああ、そういうことですか…。人信用してないですねー」
堤さん「そういう人生を送ってきたんで…」
和田さん「その話はまた今度」


さらには


「今日面白い事言って無いね」「別に求めてませんから」
なんてやりとりもありつつ…(笑)


ラスト2曲、
「歌壇の夕日」、そして「桜花火」。


真っ赤な夕焼けと時計台、自転車の道、夜、光。
ライブハウス内に別の風景が次々と浮かんでくるような演奏でした。



セットリスト
世界の明日
PaperPlaneGraffiti
コーダ
飴色の脱出
forest for the tree
CassetteGirl,TapeEcho
歌壇の夕日
桜花火



今日の堤さんは最初以外は
割と真剣に告知や感謝のMCをしてて、それもなんだかぐっときました。
「聴いてくれる人のリアクションや応援が一番力になる」とのこと。
ほんと、これからも応援して行きたいです。



・your gold, my pink


前一回ヒツジツキとの対バンで観た時は、メンバーの体調不良で
DJセットでの出演だったので、実質ライブは初観。


パーティー!な感じで(謎)とにかく楽しかったです。
手拍子が凄く馴染むバンドだなぁと。
ライブに来ても目を閉じて聴くことが多かったりする自分ですが、
タンバリン等いろいろ小道具があったり、曲の一部分プチツインドラム状態になったり、
いろいろやって盛り上げてくれるので、ステージ上から目が離せませんでした。


最後にやった「twilight,twilight」が素晴らしかったです。
なんというか、宇宙だなと。…表現が駄目すぎて申し訳ないですが(笑)


セットリスト(かなり曖昧…間違ってる予感)
jelly beans are dancing, we are starting over 
Are you sensitive?
twinkle steps 
star fall 
Nightride
スーパースター(新曲)
Foolish Feeling
sail moon 
twilight, twilight



・秀吉


こちらもライブは初観。
音源は2ndだけ持っていて、知らない曲の方が多い…
という状態だったんですが、ほぼ全部の曲、
軽くどんな曲か話した後にタイトルを言って演奏してくれたので、
どれもしっかり記憶に残る演奏になりました。感謝。


とにかく真っすぐ。
びっくりするぐらい。
時にちょっと目を背けてしまいそうなるような。
かと言って決して単調なメッセージソングというわけでもなく。
曲と歌詞の魅力に、秀吉さんのボーカルの力も加わって、
不思議なくらいに、そこにある何かを信じたくなる演奏でした。


「ありがとう」とつたえるのに「ありがとう」だけじゃ足りないんじゃないか。
そんな気持ちから生まれたという「ピノキオ」。
言葉なんて、自分から発された後、相手にどう伝わっていくかはわからない。
それでも、言葉がないと会話することはできない。
そんな葛藤から生まれたという「こだますることだま」。


どちらも初めて聴く曲でしたが、今も頭の中にメロディーがくっきり残っています。


ラスト前、
「辛い事や悲しい事や、むかつく事、どうでもいい事、楽しい事、
いろんな事、いろんな気持ちがあると思うんですが、
僕たち…ヒツジツキも、your gold, my pinkも、そして秀吉も、
2nd lineも、全部の気持ちを受け止めるつもりでいるので、
またライブを観に来てください。」


この言葉に、秀吉というバンドの良さが詰まっている気がしました。
また、必ずライブを観に行きたいです。



セットリスト
信じなきゃ
さざなみ
ひとりひとつぶ(多分…)
歩こう
かっこつけの唄
きたない世界
ピノキオ
こだますることだま
夕の魔法

en.1
夜風




終演後、ヒツジツキのメンバーさんにちょっとだけ挨拶して帰宅。
思い出深い1日になりました。
秀吉の「夜風」とヒツジツキの「桜花火」それに溶けるygmpの「twilight,twilight」。
3つの曲の情景を思い浮かべながら帰る夜の道が、これ以上なく心地良かったです。