星の数ほどの幸せを握りしめるように


・人を嫌いにならないが、好きにもなれない


人の優しさに触れたり、なんだか寂しくなった時、
本当にいろんなもの感謝したくて、様々な言葉が頭をよぎる。
時にはそれをネット上で発信してみたりする。
そういう発言に対して反応があると、なんとも言えない嬉しさがある。


けれど一方で、冷めた目線でそれを眺めていて、
「何偽善的な言葉を語ってるんだろう」と思っている自分がいる。


この「冷めた自分」ってのはだいたいどんな時も周りにいて、
ふとした時に、その存在を強烈に主張してくる。
時にどれが自分の考えで、どれか自分の言葉なのか、わからなくなったり。


それも全部ひっくるめて自分なんだろう。
けれど今は、それを抱えて歩く方法がまだ掴み切れていない気がする。


もっと自分の気持ち、自分の言葉と仲良くなりたいと思う。



古明地洋哉


何回かここにも書きましたが、
彼の音楽に本格的にはまってきております。
バンド以外のアーティストをここまで好きになったのは初めてかも。
七尾旅人にも最近はまっていますが)


繊細で一見脆く見えるのに、音にのせて歌われると、
とてつもない強度を放ちだす言葉たち。
なんとなく聴いていて、1フレーズにはっとさせられることがしばしば。
メロディーは、そんな言葉の周りを優しく包むよう。
ひんやりとしているのに、聴いているうちに温かさを感じる不思議。


もっといろんな人に聴いて欲しいです。
一曲にインパクトはないですが、アルバムを歌詞カード見ながら聴くと、
じわじわと染み込んでくるものがあるかと。


しばらく音源は出していませんが、ライブは続けているみたいですし、
これからも勝手に応援し続けたいと思います。

心がふるえても
言葉はこぼれない
だから今は
気休めのこの歌口ずさむ


ああ ぼくらの人生は美しい嘘だから
花のようなひとときをつかまえて はなさないで

(「メランコリー(part2)」/古明地洋哉







「想いが言葉にかわるとき」