愛せることに今更気づいて


家族って何だろうって。
人間関係ってなんだろうって。
生きてることってなんだろうって。


子供みたいに。
子供みたいに という比喩のように。
意味のないことを考える。
(「子供」とか「大人」とかどこにもいない)


はずみや軽さで人は悲しまされる
投げ出すも 指さすも
「やがて夜は明ける」とあしらうだけ


薄れゆく空の色 息はずませ
見えぬ坂道を 遠くなって
消えゆく言葉を もう吐き出せ
声が聞こえたら 思いがけない場所へ (「here」/GRAPEVINE)