『How are you??』コルクス／オガサワラヒロユキ／岩崎愛／マーガレットズロース 5月5日 大阪十三ファンダンゴ
というわけで遅くなりましたがレポ。
今回はマーガレットズロース以外のアーティストについては
全く予備知識のない状態でのライブだったんですが、
本当に皆さんいい音楽を聴かせてくれました。
今回のレポは、彼らを全く知らない人にもぜひ読んでもらいたいです。
なんせ情報量が少ない上に、
記憶も3日経ってだいぶ飛んでしまったので、いつもより文量は少なめ。
それでも、少しでも興味を持ってもらえれば…と思います。
この前GDHMワンマンがあったシャングリラ同様、
不思議と今まで縁がなかったライブハウス。
（シャングリラはかなり気に入りました。また行きたい）。
入ってまず思ったのが、ステージ近い！低い！
ほとんど客とバンドをさえぎるものがない、と言う感じで良かったです。
この日は円形テーブルと足の高い椅子がいくつか置いてあって、
座ってる人もおり、立ってる人もおり、というようになってました。
武道館を除けばオールスタンディングのライブしか行ったことがなかったので、なんだか新鮮。
他にも、とりあえず椅子に座ってたら、スタッフの人が
ドリンクの注文聞きに来てくれたり…何かと今までにない経験が多かったです。
お客さんは年齢層が比較的高くて、バンドやスタッフと顔なじみっぽい人や、
常連さんとおぼしき人が多く、何だかアットホームな雰囲気。
出番前＆出番後の出演者さんは普通にお客さんと一緒にライブ観てたり。
有名なバンドのライブでは味わえない、ああいう雰囲気、とても好きです。
そんなこんなでいろいろ興味をひかれつつ、
まったりしていたらすぐに開演となりました。
・コルクス
2007年結成の４ピースバンド。
この日は基本的にエレアコ＆ボーカル、ギター、ベース、ドラムという構成。
見た目はそこらへんの街をお酒飲んで歩いてそうな方々（失礼ｗ）
曲の方は、少し８０年代のような雰囲気を出しながらも、
時に激しく、時に楽しく、時に真剣に、いろいろな表情をみせてくれる演奏でした。
４人の調和が凄く綺麗にとれていて、特にドラムの響かせ具合と、
間奏ですっと表に出てくるアコギの音がとても良かったです。
MCはまるで漫才のようにボケとツッコミ役が決まってて、かなり楽しかったです。
ラストの曲では客側を促して、
「Free your mind Free your soul」と全員合唱。
メンバーもお客さんも皆さんノリがよく、何ともいえない良い雰囲気でした。
終了後、５００円で売ってたCD買って、アンケート書いて、ついでにセトリもいただきました。
またタイミングがあえば、ライブ観に行きたいです。
・セットリスト
Jone bright
途中
サヨナラのミュージック
星に願いヲ
ケ・セラ・セラ
「星に願いヲ」（MySpaceより）↓ボーカルさんが「最高のバラードを」と紹介してました。
http://funnel.fm/ken916/track/42
↓MySpace
http://www.myspace.com/colxcolx
・オガサワラヒロユキ
椅子に座って、アコギ弾き語りでの出演。
優しい歌声と、儚げな歌詞が印象的でした。
一つ一つの言葉が柔らかくて、それを噛んで確かめるように歌、音が響いている感じ。
MCの方は、こちらはコルクスに比べて淡々とした口調ながら、
ぼそぼそっとさりげなく面白い話をしてくれてかなり笑いをとってました。
「彼女に振られた人には沁みる曲を…まぁ僕なんですけど」みたいな流れも（笑）
ラストの曲では、機材トラブル。エレアコの接触が悪かったのか、
「あれ、ギター鳴らなくなっちゃいましたね？」
と言って、「よし、じゃぁ生音でやろうと思います」と宣言、
客席が「おおおおーーー」っと盛り上がったと思ったら、ジャラーンとしっかり音が（笑）
「あれ、鳴りましたね（笑）」
結局「もう言っちゃったしね」ということで、
（後ろの方（スタッフ？）からも「そっちの方がいいよ！」とヤジのような声が笑）
接続外して、マイクも使わず、立ちあがって完全生音で弾き語り。
結果、とてもいいラストだったと思います。
MySpace↓
http://www.myspace.com/ogasawarahiroyuki
・岩崎 愛
大阪出身で最近東京進出中というシンガーソングライター。
こちらもアコギで弾き語り。（機材使わず、立ったままで）
喋りは、ステレオタイプな関西人として出てきそうな、
わかりやすい元気な姉ちゃんって感じでした（笑）後で知ったんですが、
自分より１歳年上なだけ…凄いなぁ、としみじみ。
曲に入ると、その優しくかつ力のある歌声に、すぐにぐっと惹きつけられました。
楽しい曲は思いっきり楽しく、それはもちろんとして、
切ない曲でも、なんだか笑顔がこぼれてくるような、
そんな、本当に温かみのある音楽。多くの曲で手拍子が起こっていました。
途中のMCもアットホームな雰囲気で、とても良かったです。
オガサワラさんのMCをうけて、「彼女と別れた人にささげる歌をー（笑）」という場面も（笑）
ラスト前では、「この後はマーガレットズロースが ぶんぶん！やって盛り上げてくれると
思うんで、それに負けじとテンション上げて行きたいと思います。一緒に歌ってください」
ということで、まずは「お手本」、続いて「練習」（笑）
「なーなーなーななーななーな♪」と、みんなの声が大きくなってきたところで、「本番」開始。
それからの流れについては↓を聴いてもらえれば雰囲気がわかるかと思います。
「Singin'」（MySpaceより）
http://funnel.fm/ken916/track/41
途中、「女の子もっと頑張って！」「ゴーイング神戸に負けるな！」と言ったり（笑）
↑の音源で「私がハモるから」と言っていた部分は、「女の子、高いところハモって」
と言う感じの流れになってました。
本当に一体感があって良かったです。
聴きながら、歌いながら、「あー、音楽っていいわー」としみじみ。
心温まるステージでした。
個人的なこの日の本命。
まずは挨拶代わりにと、「マーガレットズロースのロックンロール」という曲で
思いっきり派手な演奏と歌声を、ステージ狭しと動き回りながら披露。
CDで聴いてても彼らの音楽は「楽しそうにやってる」というのが伝わってくるものでしたが、
ライブでの彼らの音は、もうその比ではないぐらいにはじけてました。
MCも曲の途中で歌うように喋ってみたり、とにかくずっと休まることなく、
「マーガレットズロースの音楽」としか表現できない、ジャンルの無い音を鳴らしてくれました。
中でも、聴きたかった「べいびー」↓（MｙSpaceより）が聴けたのが嬉しかったです。
http://funnel.fm/ken916/track/39
言葉だけでも、メロディだけでも伝えられない、「歌」ならではの魅力にあふれた曲。
ボーカル平井さんが
「べいびーという言葉が日本で一番似合う人はもう先に行ってしまったけど、
僕もそんな風になりたいと思う」というようなことを言っていたのが印象的でした。
（多分、忌野清志郎さんのことを言ってたんだと思います）
本編ラスト前のMCでは、
「音楽って何でできてると思う？「愛」でできてるんだ。何年もやってきて最近やっとわかった」
「ミュージシャンっって本当にいい職業なんだ。
何でかって、どれだけ大勢の人の前で、「愛してる」って言っても許されるところ。
そして、その「愛してる」は嘘じゃないんだ 」とも。
クサいセリフかもしれませんが、これにはかなりぐっときました。
そして演奏された「あたらしい絵」。
曲の終盤「ねぇ 最後に何になりたいか ねぇねぇ 教えてよ」という歌詞があるんですが、
ここに大幅に言葉が足されて、
「ねぇ まだわからないから教えられないかい？ねぇまだずっと先のことだと思ってるのかい？
いつ最後がくるなんてわからないのに。だから、だから、ねぇ最後に何になりたいか。
ねぇ最後に何になりたいか、教えてよ。 なりたいものになって。 」
という具合（記憶曖昧なのでかなり違うと思いますが、ニュアンスとしてはこんな感じ）
に変わっていて、これには思わずいろんな思い出が蘇って泣きそうになってしまいました。
そして、アンコール。
お客さんの「ぶんぶんやってー」コールに、、
「ほんとはやる予定じゃなかったけどやらざるを得なくなっちゃいました！
岩崎愛ちゃんありがとう！」と平井さんが応えて、ぶんぶんな曲、「石鹸」へ。
最後はこれまた合唱になり、しんみりムードとはうってかわって、
本当に楽しい、笑顔に溢れるラストになりました。
追記
セットリストいただきましたー。
1.マーガレットズロースのロックンロール
2.かっこいいこと言おうとしてた
3.遊びの王様
4.べいびー
5.マジックバス
6.あたらしい絵
アンコール.石鹸
マガズロブログ↓（５日の平井さんのMCと同じような内容が書いてあります）
http://blog.magazuro.com/?eid=867004
↓MySpace
http://www.myspace.com/magazuro
結局そこそこ長いレポになりましたね。。
この前のピロウズモノブライト怒髪天の対バンとはまた違った、
温かい楽しさに溢れたライブだったと思います。
帰る前には思わずマーガレットズロースのCD２枚買ってしまいました。お金が…（苦笑）
何はともあれ、音楽の良さを再再再確認させられた夜になりました。
あの場にいた人全員に、ありがとう。
ねぇ最後に何になりたいか ずっと考えてちゃんと考えて
そこに印をつけて まっすぐに線を引いて
そこに印をつけて はっきりと線を引いて
その線の上にいる間はぼくは なりたいものになってる
ねぇ最後に何になりたいか ずっと考えているよ (「あたらしい絵」/マーガレットズロース）
