CAPITAL RADIO'09〜DAY1〜 (怒髪天/monobright/the pillows) 大阪BIGCAT


あまりに疲れたんで昨日はすぐ寝れました。
一夜明けてもあの熱気が忘れられません。


ピロウズさわおさんの恩師でもある増子さん率いる酒飲みロックバンド、怒髪天
全員白のポロシャツに眼鏡というトレードマークを四月から捨て、踊り出そうというmonobright
そして今年で結成20周年、ゆっくりと右肩上がりで人気上昇中のthe pillows
素晴らしいメンツに、主催者、客、スタッフ、全員で作った素晴らしい雰囲気が、
このイベントを最高のものにしてくれた気がします


それでは長々とレポを…
怒髪天monobrightについては、曲をしっかり聴き込んだことがないので
MC中心になってしまうのをご了承くださいませ。
MCは記憶曖昧なので適当ですニュアンスです。




・主催、梶さん挨拶


http://www.cro.jp/CR09.html


自分は去年もこのイベント来たんですが
(その時はフラワーカンパニーズTHE BACK HORN怒髪天でした)
それがものすごく楽しいイベントだったので、ピロウズが参加、しかも怒髪天と!
と聞いた次の瞬間にはチケット買いにローソンへ走ってました(笑)



そんなわけで、まずこのイベントの主催者であるCAPTAL RADIO ONEの方から挨拶。




「増子さん(怒髪天ボーカル)に来ていただいてるということで、
人生初のリーゼント、サングラスで来ております…
ニートビートの人じゃないですよ(笑)梶と申します」


「本日はピロウズには20周年記念で忙しい中を来ていただき、ありがとうございます!
そしてmonobrightはニューリリース直後、そして白ポロ脱いで初のイベントです!
怒髪天もリリース前に来ていただいて、大変恐縮です!」


「本日は北海道出身3バンドということで…
ライジングサンロックフェスティバルat大阪BIGCATということで!盛り上がって行きましょう!!」


もうここまでで客席のテンションがやたら上がって熱くなってました。
去年も思いましたが、このイベント、客のノリが凄くいいんですよね。
中高世代から、その親ぐらいの世代まで、満遍なくいろんな人が来てて、
なおかつみんな半端なく音楽好きな匂いがぷんぷんしてる(笑)




「今日は、昨日の京都から来てくれた人には栗秋魂後夜祭りでもあり、
そして明日も来てくれる方には…シンちゃん2DAYSでもあります!!!」


場内大歓声。みんなわかってるなー笑
そういえばシンイチロウさんピロウズとピーズと2日連続出演なんですよね。



「ここで諸注意や連絡などを…全員がライブを楽しむために、皆さんに協力してもらい…
(中略)
尚、何か悩み事や迷い事がある方は…増子さんにご相談ください


場内爆笑。そして追い打ち→「おそらく…想像以上に力になってくれると思います!」



怒髪天の増子さんがライブの前にくし(?)を客席に投げらいれるというのを真似させてもらって、イベント開始としたいと思います。
増子さんのサイン入りです!調子に乗って…裏には僕のサインもったりするんですが…。(笑)」


客席盛り上がり、コールの起こる中、


「素人が投げてけがをさせたらまずいので…プチプチを用意してきました。
そして…こうして…ガムテープでふたをします!:


細かいですな(笑)いちいち手が震えてて時間がかかって面白かったです。



何とか無事投げ込み式(?)も終わり、
「では、あにぃよろしくお願いしますー!!」と言って去っていく梶さん


え?ということは…




怒髪天



そう。まさかの怒髪天がTOPでした。
バンド結成年数や風格みたいなもんからして、てっきりmonobrightかと思ってたのでびっくり。


去年同様いきなり全力のハイテンション(笑)で登場した増子さん、
メンバーともども、ほとばしるオーラと爆笑トーク、そして
おやじっぽいくせに(ごめんなさい)熱い演奏で、場内の空気をを一気に一つにしていきます。


以下、あの場の雰囲気は文章では伝わらないだろーなー、と思いつつMC集。
基本的に「」がついてるのは増子さんの発言です。順番適当。



「えーえー今日は世代順に登場いうことでね、
最初にこの40過ぎのおっさんたちがやらせてもらって…」

え?ということはまさかのモノブライトがトリ?
とか思ってたら…
「次から順に60代、80代のバンドに出てきてもらいます!(爆)」
「最後の人らとか歩くのも覚束ないだろうねー」と言いつつコント的なヨボヨボ歩きをする増子さん(笑)



「さっきは甲賀流のたこ焼き食べてきたんですが…アメリカ村の人の密度凄いね。もううじゃうじゃと(笑)
なんか三角公園ではプロレスとかやってるしね。何もここでやらんでもいいだろうに。」


「で、公園のゴミ箱見たらね、たこ焼きのトレイがびっっっちり詰まってるわけですよ。
俺は感動したね。なんというか…世界一このトレイが圧縮されて入ってるゴミ箱が目の前にあるんじゃないかと!
俺は何かの聖地にいるんじゃないかと!ね〜。凄いね〜あれは」



「今日は初めて白ポロじゃない怒髪天ということで…(爆)
こんな感じの格好で来ました。…いつもこの格好で寝てるからね。
梶君にTシャツもらったりして生きてるんで。」


「いざとなったら裸に文字書いて通り歩いても大丈夫。」
客「えー(笑)」
「俺が気にしなければ大丈夫」


いや、多分大丈夫じゃないです(笑)



「24時間スーパーみたいのが近くにあって行ったんだけど…
この人(ドラムの坂さん)、生のニンジン三本カゴに入れてるんですよ。お前はうさぎかと!」
増子「あれ何に使ったの?」
坂「生食用に…」
増子「聞いた?こいつ生で食べてるんだよ!またカッターで?」
坂「カッターで。シュッシュと(笑)」
増子「カッターで削って食べてるんですよ!汚いねー。関わりたくな…」
坂「カッターはオルファのやつで…」
増子「聞いてないよ。どうでもいいよ!…ほんとにねーもうそのカッターで頸動脈切っちゃえばいいのにね(爆)」


この二人漫才師ですか(笑)




「それにしても外は人多いよね。土曜日はだいたいカップルばっかりでねー…
君たちは… (数秒間沈黙) すまん!ごめんなさい。… おっさんたちを観に来たと」(笑)
「まぁね、いいおっさんたちもいるからね。」





終盤。怒髪天のライブでは恒例(?)の、
「サスパズレ!!」が、中断しつつ延々と続く場面で


「後ろのやつら!俺は悲しいぞ!
お父さんはお前らをそんな子に育てた覚えはない!」(笑)
「もっと頑張って気合見せてくれ!」
「早く終わった方がお互いいいのはわかっている。
お前ら早く残りの2バンド見たいんだろ?」
白シャツ脱いで、甲冑着たモノブライトが早く見たいだろ!?(爆)
戦国ブームにのっかってな、兜の額に「mono」とか書いてあるモノブライト早く見たくないか?」
リーゼントのさわお君が見たくはないか?20年ぶりにモヒカンにしたシンちゃんが早く見たくはないか?!」


あんまり見たくないです!増子さん!(笑)



再び中断で
「脇汗がそろそろやばい」


か、加齢臭?(笑)


「早く終わった方がお互いのためなのはわかってるんだ。
おっさんはもうフラフラしてるし。(笑)
…だがしかし!俺は残念ながらドMです(爆)
もう一息がんばってくれ!!」


そして増子さん、この曲でファン全員がやる両腕ワイパーを自らやりながら
「この風圧で…無理やり俺たちを退場させてくれ! 腕の風圧で俺たちを吹き飛ばしてくれ!」(笑)



三度中断。
後方まで盛り上がりを見せる観客を見わたしながら、


「お父さんもお前らの気持ちはわかった!認めよう!
胸張って専門学校行きなさい!(爆)
その音楽への情熱をぶちまけてやれ!
…お母さんにはお父さんから言っておく!」


なんの小芝居ですか(笑笑




そして最後は高速ワイパーで吹き飛ばされて?(笑)退場。

時間にすればあっという間だったと思いますが、
笑いっぱなし、動きっぱなし、熱くなりっぱなしの濃厚なステージでした。




肝心な演奏の方ももちろん素晴らしかったです。
熱い演奏、情感+男気たっぷりの歌いっぷり。


単純な歌詞を単純なメロディーに乗せた、単純な応援ソング。
そんな、普段の自分なら間違いなく好きにはならないタイプの曲たちが、
怒髪天のメンバーの手にかかり、、彼らが作り出すライブハウスの雰囲気の下歌われると、
物凄く魅力的に思えるから不思議です。
生きてるだけでOK、とか、ドンマイ!とか、嫌いな言葉なんですけどねー。
凄い説得力あるんですよね、ライブで聴くと。


彼らの作る熱にのみ込まれるように、前列中列はもちろん、最後尾まで
ほとんどの人が腕をあげ、体を揺らしていました。凄いエネルギーを見せつけられたライブだったと思います。





monobright



白ポロ眼鏡、黒ジーンズから解き放たれたモノブライト、登場。
自分はライブでは初見なんですが、やっぱりモノブライトと言えばあの格好、ってイメージはあったので興味津津。


そして出てきたメンバーさん。おお、普通にかっこいい!と思ってたら
ボーカルの桃野さんだけ、ショッキングピンクのシャツに蝶ネクタイ、
縦縞のトランクス(みたいな短パン?)という別の意味でかっこいいお姿(笑)


後で知ったんですが、だいたい公式HPでの宣言時の格好と同じだったんですね↓


http://www.monobright.net/



一曲目では桃野さん、後方までその下半身を見せつけるように、
段差の上に上がって熱唱してました(笑)




「どうもーこのたび脱皮しましたモノブライトです!!」
「いつも半袖だったんで暑い暑い…水飲んでもいい?」


なぜか起こる一気飲みコールもどき(笑)



「今日は怒髪天ピロウズと共演させてもらって…
もらったんですけど…怒髪天ピロウズに挟まれて…
これが道民にとってどんなことかお前らわかるかーー!!??」


「僕等が生まれたころには怒髪天の皆さんバンドやってたって話ですからね」


「いやね、皆さんすごい優しいんですけどね…
脱皮して、さぁこれからいろんなバンド飲み干して
思いっきりやっていこうじゃないかと息巻いてたら…初っ端がこれですよ!
……最低だよーーーー!!!!


見た目通りキャラ濃いですねー桃野さん(笑)
最低な割にめっちゃ楽しそう。



「チューニングしてる間にピロウズ大好きなうちのベースに
思い入れでも話してもらおうかと」


出口さん、ぼそぼそっと
「いや、ほんと、ピロウズ大好きでして…
中高ずっと聴いてたから…好きすぎて、今ちょっと震えてます。」


なんか初々しい(笑)デビューしたばかりのバンドみたい。


出口さん「楽屋にさわおさんとか普通にいるんですよ…それg…」
桃野さん「そろそろ曲行っていいですかーーー」(笑)
     「なんかねー、長くなりそうなんでねー。」


ひどい…自分からふっといてその遮り方(笑)



時にやさしげで、時に激しく、時に変態っぽく(笑)いくつかの曲を披露。共通して言えるのは踊れる曲ってこと。
怒髪天の残した熱をそのまま引き継ぐように、会場全体がいい雰囲気でリズムにのってました。



「また水飲ませてもらっていいですか」
客「水おいしそー」(笑)
桃野さん、ニヤリとしつつ「おいしそうって、思ってたよ!」
「そんな気持ちに答えたい!んだけど次はバラードなんだ。」


うーむ、独特の喋り方(笑)変な人だなー(いい意味で)


「大切な子猫だか何だかしらないけど両親とか何か大事なものを
思い浮かべながら聴いてください何言ってるか自分でもよくわからないけど!」


「僕が故郷を思って作った曲です、「別の海」」と言って、そのバラードが演奏開始。


この曲、良かったです。静かな空間に、ボーカルがよく響きます。
まさにじわじわと海の波が近づいて、沁み渡っていくようなバラード。
それまでの曲やMCとのギャップも○でした。


演奏終了後、少ししんみりしたムードを、
「まさかこんなショッキングピンクに蝶ネクタイの変な男が
バラードやるとは思わなかったよねー」と言ってぶち壊す桃野さん(笑)




「今はバラードやりましたけど、僕等は基本的に踊れる、
ダンスミュージックを目指してます。ので、今からは
みそから踊れる曲をやります!!」



「ピュアな曲をやるから!BIG CATに今日来てくれた
音楽変態な皆には気に入ってもらえると思うよ」


変態て(笑)あなたに言われたくな(ry




ほんとはもうちょっといろいろMCがあったり、
次やる曲勘違いして平謝りしてたり、いろいろあったんですが、
伝わりづらいと思うので割愛します。




怒髪天ピロウズに怯むことなく、
自分たちの姿勢を貫いてるような姿が印象的でした。
少なくとも強烈なインパクトは負けてなかったと思います(笑)




the pillows


さぁ、待ってましたのピロウズ登場。
あ、ちなみにさわおさんもシンイチロウさんも普段通りの髪型でした(笑)


一曲目は「空中レジスター」
また憎い選曲ですなー。


個人的な話をすると、普段はピロウズのライブでも終盤にならないと拳
あがらない人間なんですが(性格上、なんか抵抗あって…)、
今日はそれまでの2バンドの熱気におされてか、気が付けば腕が上がってました。
気が付けば周りの人たちも同様。かなり後ろの方にいたのに…!
「神様が逃げた不完全な地球上で」



そのまま勢いを加速させるように「No surrender」
自分は前のアルバムツアー、抽選外れまくったり、日程合わなかったりで行けなかったので、
この曲をライブで聴くのは初めて。
予想通り盛り上がりますねー。



そしてMC。以下基本的にさわおさん。



「リーゼントはねー、さすがに無理だねー。
やってみようかとも思ったけどこの長さじゃ…ロックスターと言うよりヤンキーみたいだろ?」(笑)


「何せいつの間にか80歳のバンドになってましたからね!」


観客、何故か拍手(笑)
個人的には、来る前から期待してた増子さんとの
絡みトークが聞けてニヤニヤしてました。(周りから見たら危ない人だったかも…)



続いて、「NEW ANIMAL」。これもライブでは初聴き!テンションあがります。
1オクターヴ上がる展開が大好き。


さらにさらに「バビロン 天使の歌」
怒涛のアップテンポ3連発!これには盛り上がらないわけがありません。
この日もさわおさんの声は絶好調。だんだんかっこよくなってく感じがします。


さらに今日改めて思ったのは、やっぱり真鍋さんのギターって凄すぎるっってこと。
どこかで「真鍋君のギターは歌ってる」っていうコメントを見た覚えがあるんですが、
まさにそんな感じ。もうまるでツインボーカルのよう。
彼のそのギター一つでメッセージが伝わってくるような演奏でした。


「My Girl」で暴れっぱなしの場内を少し落ち着かせつつじわじわ感情を揺さぶったところで再びMC。




「タオルが明らかに洗った後とは思えない臭いがするんだけど…」
しきりにくんくん匂いを嗅ぐさわおさん(笑)確か前にもこんな光景みたような…



怒髪天モノブライトと来て、3番目にピロウズなわけだが…
思ったのは…俺ら凄い地味だなと(笑)なんか、負けてない?
前の2バンドが強烈すぎて」


…うっ確かにインパクトでいうと…(笑
しかしながらそこはピロウズファン、すかさずどこかからフォローが。


客「そんなことないよー!」
さわお「…ほんとは地味じゃないってことは、知ってる


もはやお決まりのパターンですね(笑)




「梶君にTシャツカタログ見せられて、どれでもあげるんで選んでくださいって言われたんだ。
だから答えた。「じゃぁ…全部で」だってぜんぶかっこいいからさ!全部欲しいって」(笑)



客「シンちゃーーーん」
さわお「…(後ろを振り返りつつ)ヅラ新しくなった?」(笑)
シンイチロウ「いくつか用意はしてきたんですけど…さすがに突然だったのでモヒカンのカツラはなかったです」


場内爆笑。増子さんのネタがいい具合にここまで引っ張られてます(笑)
さらに、


さわお「…ヅラ取ったら逆モヒカンになるんじゃないですか(爆)」


苦笑いのシンイチロウさん…
さわおさん「まぁ80歳だから仕方ないよね」



「そんなわけでピロウズも今年で…結成80周年ということでー」


ちょっとちょっと(笑)
さらに「あ、80周年ておかしいな、何歳だって話だよな」とセルフツッコミをするさわおさん(笑)




「まぁ何はともあれそのアニバーサリーと言うことで、ベストアルバムが出ます!」
「まぁ大人の事情と言うことで2枚キングレコードとエイベックスと。」


ピロウズの周りには大人の事情がいっぱいですね(笑)




「その中に新曲が入ってます!」
「北海道から東京に来た時の、その…鬱鬱とした気持ちをお前らにも押しつけようと思って(笑)
作った曲。それを今からやらせてもらおうかと。1989という曲です!」


ということで新曲。
これが正にピロウズの魅力が濃縮されたような曲でした。


はじめは淡々と、少し暗めに、切なげな歌詞とメロディが響き、
徐々に徐々に盛り上がっていく…
そしてギターの音が大きくなるとともにさわおさんの声も高くなり、
最後は声がどこまでもどこまでも伸びていくシャウトで終了。
余韻たっぷりの良曲でした。こりゃこの曲のためだけにベストアルバム買いたくなりますよ…
大人の商売方法ですな(笑)ずるい。




続いて「サリバンになりたい」
レア曲満載のロストマンツアーでやってましたが、
まだやるんだなーという意外な感じ。これからはある程度ライブの常連曲として定着していくんでしょうか?




ここで再びMC.


「やっぱりタオルくさいなぁ…」
「前に使ったのが自分だったらいいけどね。あ、真鍋君だったら嬉しいかもしれないけど(爆)」



客「さわおさーん」
さわおです」(笑)
客「peeちゃーん」
真「…(無言で照れたように頷く)」(笑)
客「シンちゃーん」
さ「うっさいなぁもう」 


ひどい…(笑)
さらに


客「淳さーん」
さ「攻めるねぇ君たち(笑)」



総じて今日の客対バンドのやり取りは面白かったです。
さすがCAPITALのイベント!




「真鍋君のことが好きすぎて、今、使ってるギターもアンプもお揃いだからね」


あ、ほんとだ…


「真鍋君にギター渡しに来たSAGOの社長がなぜか俺にも同じのくれるって言うんだよ。
 それで、冗談で白黒ハーフのカラーリングだったらライブで使うんですけどねーって軽く言ったら、
 なんとほんとに塗り替えてくれたの!」


客「ちょうだいーーー


さ「何でだよ!!(笑)意味わかんねーよ。ちょうだいって…(笑)」




「20周年記念の9月16日は武道館でやります」


おおーーー、とうなる観客。


「ほんとは休日がいいんだろうけど、
誕生日をずらすみたいなのは…なんかいやだろ?
…頷いてる奴ら、来てくれるんだろうな!(笑)」


ごめんなさい、多分無理です…(涙)


「まぁそんなわけで…
寂しい誕生日パーティーみたいになるのは嫌なので(笑)
みんな是非来てくれ!」




そして「連れてってやるよ!この世の果てまで!」
ということで「この世の果てまで」
このかけ声と曲は何度聞いても痺れます。
いやーかっこいい。


特にラスト、歌詞のない部分のシャウト。
どこまで続くんだと思わせる、果てまで届きそうな声でした。
さらにそれにのっかるシンイチロウさんのドラムの、足音のような力強い響き。
見事に連れてかれましたー。




ラストへ向けて一直線モード。
「サードアイ」の「眩しいー世界のー扉が開いたー」のとこで一斉に拳が上がる光景は、
さいっこうに気持ち良かったです。音楽がなければ話も合わなさそうな人たちが、
みんなひとつになってる光景。これこそライブの醍醐味と言う感じ。
本編ラストは「WAITING AT THE BUSSTOP」で勢いそのまま、
あっという間、気が付けば終わっていました。一息つく間もない全速力のランナーズハイ。楽しかったです。





そしてアンコール。
さわおさん、
「今日は本当にありがとう!この後は怒髪天にへこへこして、モノブライトに先輩風吹かせて飲みたいと思います(笑)!」


そして聞き覚えのあるあのイントロ、
「Can You Feel?」のかけ声。


ラストはやっぱりこの曲ってことで、「ハイブリッドレインボウ」
何度聴いても色褪せない、自分にとって今のところ世界で一番か二番に大切な曲。


間奏でどこまでも情感豊かに歌う真鍋さんのギター。さわおさんの、
うまい、と言う感じではないけど、魅力に溢れた歌声。
場内が揺れる、その音さえ含めて、
全ての音がラストの「明日を持ってる」という言葉に向かって集まって行く、
そんな一体となったライブハウス内の空気がたまらなかったです。





さすがにこれでラスト…かと思いきや
帰って行く人もいる中で、鳴りやまない拍手。
冷えることのなさそうな会場内の熱気。これはもしや…?と思っていたら、
やっぱりきてくれました!ダブルアンコール!


さわおさん開口一番「お前ら帰れよ(笑)


「あわててるんだよ俺たちも…ちょっと待って準備するから」


PAさんに大丈夫?と聞いたり、焦りぎみのさわおさん(笑)


「ちょっと練習するから、その間増子さんに出てきてもらってしゃべってもらおう。
よろしくお願いします、増子さん!



とのことでまさかの増子さん登場。
期待してた展開が実現して一人テンションが上がる自分(笑)


増子さん、発泡酒片手に
既にある程度出来上がっちゃってる模様…(笑)


増子「札幌から生まれた曲はいいねー」(完全酔っぱらったおっさん口調笑)
さわお「ありがとうございます(苦笑)」


なんかさわおさん、ほんとにちょっとへこへこしてました(笑)


増子「俺、いいねーと思って聴きながら、気がついたらビールこぼしてたからね。ズボン半分びしょ濡れ(笑)」


増子「おい、上で見てるモノブライトのメンバー、怒髪天メンバー、全員集合!!」


完全に酔っぱらいのおっさん(笑)
尚も怒涛の一人トーク



「peeちゃんがねー、北海道で仕事がないって言ってら時にねー、
自分が働いてたとこ紹介したんたよ。そしたたねー。peeちゃん落ちちゃったの。(笑)
で、何で落ちたんだって聞いたら「何ででしょうねー」って(笑)」


↑(注・誤字ではありません。こんな感じに聴こえました。内容自体間違ってるかも。
  微妙にろれつ回ってなくて聴こえにくかったです(笑))


追記・↑案の定間違ってた模様。仕事先紹介したのが真鍋さんの方で、落ちたのが増子さんとのことです。
    申し訳ないーー。指摘ありがとうございます!


怒髪天メンバーがゆっくり姿を現し始め、
モノブライトも桃野さんが一足先に一人だけ登場。


増子「お前その格好はないよ!それは俺らの世代の海パンだよ!(笑)」


追記↑「俺らのオヤジの世代」だったようです(笑)指摘ありがとうございます!


増子「おーーーい!他のやつらはどうしたー??酒持ってこーいいい!」



やりたい放題(笑)すばらしい!




さらには主催梶さんも引っ張りだされ、
「まだどっか行っちゃってるメンバーもいるみたいでして…」と必死。
どうやらやはり全く予定外のダブルアンコだった模様。梶さん大変そう…だけど楽しそう!




増子「おー新しい酒きた。(一口飲んで)あれ?これさっきのよりいい酒になってる」(笑)



・そんなこんなで最終的には本当に全員集合。


そしてさわおさん少し焦りを隠せない表情のまま、
「じゃぁ最後はピロウズの曲で、怒髪天がコーラスしてくれた曲で。」と一言。


そう「Finger post of magic」
まさかこんな形で聴けるとは!


1コーラス目は増子さんがメインボーカル、途中からさわおさん、と言う感じで、
最後は本当に客も含めて全員で大合唱でした。


もう場内全員が踊る歌う汗びっしょり、大宴会状態。
さいっこうの空間がそこにはありました。
音楽は世界を平和にする力があるって本当なんじゃないの?とかまで一瞬思ってしまいましたよ。


そして曲の最後。
何やら増子さんがジェスチャーで「みんなしゃがめ!」とアピール。
慌てて最前列から最後尾まで、ほぼ全員が姿勢を低くして、ただでさえ狭いライブハウス内がぎしぎし状態に。
それでも立ってる人は一人もいない!ステージ上も全員しゃがんでる!


そしてかき鳴らされるギターの音の高まり、
終わりに向かって打ち鳴らされるドラムの音、
それが最高点に達したところで、全員でさわおさんばりのジャンプフィニッシュ!



全てが終わった後、異様な熱気と充実感が、BIG CAT全体を支配していました。
最後は梶さんを真ん中に、3バンドのメンバー全員がおじぎして退場。


拍手がいつまでたってもなりやまず、永遠に続くんじゃないかというような感覚さえありました。






ピロウズのセトリ


01.空中レジスタ
02.No Surrender
03.new animal
04.バビロン天使の詩
05.マイガール
06.1989
07.サリバンになりたい
08.この世の果てまで
09.サードアイ
10. WAITING AT THE BUSSTOP

en1.ハイブリッド レインボウ


en2.Finger post of magic(全員集合)



メンバーが去って、帰る途中も、
もう普通のライブと何か全然雰囲気が違いました。
そこいる人たち全員友達になれるんじゃないの?みたいな。


「最高だった」「うん…最高だった〜!」


そんな半ば放心状態の言葉があちこちで交わされていました。





こんなライブは滅多に味わえるもんじゃないと思います。
最高のスタッフと、最高のバンド達、
そして最高の観客。本当に、みんなにありがとうと言いたいです。


おっそろしく長いレポになりましたが、ここまでで終わらせてもらいます。
本当に、いろんなものに、ありがとう。



ミラーボールの魔法にかかって
床が抜けおちてしまいそうでも
気分は皆同じだろう
怖いもんなんてない


(finger post magic/the pillows)