People In The Box『Ave Materia』release tour @神戸VARIT
軽く。
ツアーまだまだ序盤なのでネタバレ注意。
あと、かなり個人的で、
先にセットリスト。
1. 時計回りの人々
2. 市場
3. 球体
4. 割礼
5. ダンス、ダンス、ダンス
6. みんな春を売った
7. 物質的胎児
8. ブリキの夜明け
9. 八月
(↑ここまでサポートギター有。波多野さんハンドマイク。)
MC
10.市民
11.完璧な庭
12.旧市街
(↑3人で。)
13.序
14.金曜日/集中治療室
15.ニムロッド
16.さようなら、こんにちは
(↑サポートあり。ツインギター。)
En1.
17.はじまりの国
18.新市街
19.She hates December
(↑ツインギター。)
En2.
20.海抜0m
(↑3人で。)
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久々のVARIT。ここでピープル観るのは初?
整理番号10番台だったのでせっかくならと2列目波多野さん前待機。
これが良かったのか悪かったのか…とりあえず近かった。
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序盤。ギターはサポートの人(後から知ったけどハイスイノナサの人らしい)
に任せて波多野さんハンドマイク。
話に聞いて身構えてはいたけれど、予想通り違和感ありあり(笑)
なんだか必要以上にギターの音が気になってしまったり…
慣れたらまた違って聴こえるのかもしれないけれど、
とりあえず今日は最後までちょっと戸惑いながら聴くことになった。
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とはいえ、曲によっては、ハンドマイクならでは、と思える場面も。
「市場」はそのいい例。終盤「清潔な流し台を血液が走る」の繰り返し、
舞台劇の役者みたいだった。或いはナレーションっぽくもあったり。
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とにかく波多野さんは終始生き生きとしていたように思う。
当然だけれど、身を乗り出すようにして歌う彼の姿は初めて見るので、
なんだか不思議な感じがした。聴き手の反応を確かめ、噛みしめる
ように歌っている姿が印象的だった。そして何より、
最初から最後まで本当に楽しそうだった。(本人も言っていたけれど)
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「みんな春を売った」はけっこうライブで化ける感じ。
かなり凄味があって良かった。「いつか君も大人になるよ」のフレーズ
のあたり、ステージの一番前でこちらを覗き込むようにして歌っていたの
だけれど、思わず視線そらしてしまった。ああ。
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7曲続けてAve Materia曲で、まさかこのまま全部前半で
やってしまう気か?と思ったところで、唐突に「ブリキの夜明け」。
大好きな曲なので嬉しかった。
のだけれど、この曲は個人的には3ピースでやってほしかったかな…と。
ただ、良くも悪くもかなり今までと違う雰囲気は出てたと思う。
途中、ステージの端の機材にの上に乗っかって客席側に身を乗り出して
歌うという、酔っ払い系バンドでよく見かける光景が。
ただ、それをやってるのが波多野さんで、
しかもよりによってブリキの夜明けという。
あの「ららら」が頭上から降ってくる感じは、
なかなか他では味わえないと思うので、ある種貴重な経験だったかも。
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で、さぁ旧作曲タイムくるか?と思ったら「八月」。
てっきりラストにもってくると思ってたので不意を突かれて大変だった。
とにかく歌い方が優しくて、それも相まって
「織りなす世界は壮大なジョーク 冗談にしか聞こえない」
の部分、嘘みたいな空気が強烈に刺さる。
そのすぐ後の「愛も正しさも一切君には関係ない」のフレーズも、
当たり前だけど音源とは全然違う響きがあった。
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長いアウトロが始まろうかというところで、
波多野さんがこの日初めてギターを手にし、
最後の部分だけギター二本で弾いた後、サポートさん一旦お役御免。
そして大吾さんの独壇場MCタイム。これがくるのはライブ終盤、
というイメージがあったので、ちょっとびっくりした。
相変わらず元気。神戸客はちょっと大人しくて、コール&レスポンス
のノリもイマイチ?でご不満の模様(笑)
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ここからは3人で。やっぱりこっちが落ち着くなぁという印象。
多少安定感がなくて、波多野さんがばたばたしたりしても、
やっぱりピープルはこの三角形が美しい、とか思ってしまうわけで。
「旧市街」は聴くたびに迫力がましていっているように感じた。
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このまま後半は3人かな?と思っていたら再びサポート登場。
そして、福井さんの前にドラムが…。
大吾さん「次は、幼稚園児でも歌える曲をやりたいと思います。」
「見たところ、皆さん幼稚園よりは上の人が多いように見えますが、
歌ってもらえますでしょうか。」
てな感じで、なんと「序」。
あの「うぉーうぉーうぉうぉうぉ」ってやつ(笑)
ある種この日一番盛り上がったんではなかろうか。
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そして間髪入れず「金曜日/集中治療室」。これまた大好きな曲不意打ち。
ただ、残念なことにサポートがあることに一番違和感あったのが
この曲だった。波多野さんもギター持ってツインギター
だったわけだけれど、4人で演奏してるというより
いつもの3人+何か という感じで。
言い方悪いけれど、異物が混ざってる感覚。
まぁ先入観がかなりあるから、人によっては多分
全然気にならなかっただろうとは思うのだけれど…
サポート入れるならやっぱり4人の一体感を感じたい、と思った。
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その後の「ニムロッド」。
「あの太陽が偽物だってどうして誰もきづかないんだろう」
聴くたび言ってる気がするけれど、この繰り返しがほんと胸に響く。
この部分で神経使いすぎたせいか、クライマックスで見せ場であるはずの
「さようなら、こんにちは」にあまり入り込めなかったのが残念…
気が付いたら終わってしまっていた。
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アンコールでShe Hates December聴けたのは嬉しかった。
波多野さん声掠れまくってたけどそれもまたなんだか良い感じで。
ダブルアンコは「曲決めてない」とのことで、客席からの声で海抜0mに。
「JFK」とか言いたかったけれど全力でスルーされただろうなぁ…(笑)
とはいえ久々の海抜も聴いていてとても心地よかった。
メンバー全員の笑顔と共に終演。
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いいライブだったのだけれど、
なんとなくもやもやして不完全燃焼だったので、(多分半分自分のせい)
帰りに大阪のチケット買ってしまった。
いろんなところ回ってるうちに今のメンバー構成でのライブも
だんだんと雰囲気が良くなっていくだろうし、期待して待ちたいと思う。
そして何よりも、それまでに自分も楽しめる体制を作っておかないと。
うん。