また笑ってあいましょう 生きてたら


・ある意味


こんな生活がずっと続けばいいのに、という生活をしている。堕落しているともいう。世間体、とか、人としてどうの、とか、めんどくさいね、なんて思ったりしながら。普通に笑って、普通の生活を問われ。ようわからんままに腐って、腐りながら死ぬまで生きて。そういうふうに続いていく。


・「世界が見たい」/踊ってばかりの国


世界が見たい

世界が見たい


脱力感たっぷり、それでいてずっしり重たい。
投げやりでどこか退廃的、それでいてポップ。
アンバランスな魅力がたっぷり詰まった、素晴らしい一枚。
購入してから毎日頭の中で鳴り響いてます。まさに脳内麻薬。


断片的で、ある種独りよがりとも言えるような歌詞も、
妙に頭にこびりつく、独特の魅力を放ってます。
共感、というよりは、何かを思い起こさせるようなフレーズの数々。
ほとんどの曲に生死に触れる箇所があり、「殺す」「死ぬ」「生きる」という
単語が頻出する中、それが決して大仰なものにはならず、
じわじわと身体の中を巡っていくような、不思議な心地よさを感じさせてくれたり。


再録「よだれの唄」の、もはや別曲とも思えるような大胆なリアレンジに代表されるように、
バントとしての試みも驚きと面白さが溢れていて、聴いてて飽きが来ません。
これがライブではさらに変化していく(はず)。楽しみな限りです。
次のツアーが待ち遠しい…


よくあるJ-ロックとは異質な雰囲気に、
あまり聴かずに敬遠してる人も多いんじゃないかと思いますが、
今作はぜひとも手に取ってじっくり聴いてみてほしいです。




音達を超えて 声達も連れて




※ナタリーのインタビューがかなり印象的だったので是非↓
http://natalie.mu/music/pp/odotte