カフカ 3rd Album 「fantasy」Release One-Man 『10月はさよならの国』 @大阪福島 2nd LINE


LOWNAME時代、ミナホで観てから約4年。
ついにカフカが大阪でワンマンってことで、ボロフェスタを泣く泣く蹴って行ってまいりました。
名古屋東京行かれる方はネタバレ注意。




・セットリスト(曲順曖昧)

〜prologue〜
1 Lilies(新曲)
2 レミー
3 アルコールランプ
4 Tell Tale of tail
5 in the clockworks
6 シリウスと老人
7 Snow white is dead
8 countdown
9 edelweiss
10 アナベル・リィ
11 Lull
12 いわないでよ
13 song of coffee cup
14 Annie
15 bed


EN.1
16 little parade
17 spectrum


・prologue
から、シリウスと老人始まりかな、と思っていたら新曲。
今回参加者に会場限定CD-Rとして配られていた曲でした。
ベースが刻むリズムが心地よく、何度も聴いた曲のようにすっと馴染む感覚あり。


曲が終わって、金子さん軽く挨拶。

金子さん「こんばんは」(ぼそっと)
客 「こんばんはー」(小声×たくさん)


なんだこの空気(笑)


レミー〜Tell of the tailまで、新譜から3曲。
金子さんのボーカルは透き通っていて、でも力があって、やっぱり独特。



・in the clock works
で一度カフカの原点を見せた後、
シリウスと老人。このタイミングで来たか、という感じ。
音源ではストリングスが印象的な曲ですが、
ライブでのシンプルなアレンジも、十分に迫力があって良いな、と。
むしろ、「こんないい曲だったっけ?」と思ったぐらい。
終盤、
「今日が素晴らしい日だと言える気がしたよ それだけのこと それだけのこと 」
のフレーズが妙にぐっときたり。



MCはいつも通り金子さんが上手くしゃべれずもどかしそうな展開(笑)
でも比較的たくさん語ってた気がします。
ヨシミさんによるメンバー紹介コーナー(?)もあったり。
カネコさんに紹介してもらった床屋で、店人に「カネコさんって全然喋りませんね」と言われた…
一緒に暮らしてるフジイさんがいつも朝起きなくて困る…etc


そんな中、
「関西に初めて来たのは4年ぐらい前のミナミホイールってイベントで…
club jungleってとこでやったんですけど〜」
なんて話もしてくれて、そのライブにも行ってたので無駄にテンションあがる自分。
そして「そのころから応援してくれてる方へ向けて」
という流れで「アナベル・リイ。」
そこはLOWNAME時代の曲ちゃうんかい!
とつっこみたくなったけど(笑)
こちらも好きな曲なので聴けて良かったです。


・いわないでよ
ライブで聴くこの曲の存在感はすごい。
呼吸の音が、実際には聞こえていない部分まで響いてくるような。
ここで空気を変えておいてから、畳み掛けるように歌われた
ハイテンポの2曲が、これ以上なく心地よかった記憶があります。



・終盤のMC(※ニュアンスです。曖昧な記憶および筆者の妄想的補正から作られています)
「言葉ではうまくは言えなくて。
でもそのかわりに歌ができて。それを歌ってきて。
言葉じゃなく、歌で繋がっている。そんな人たちがたくさんいて、
ここに集まってくれていて、そのことが、凄く嬉しい。
何というか、言葉じゃない約束、というか。
そんなふうに。
大阪は何回目かわからないけれど、だんだん、「ただいま」と言えるような、
そんな場所になりつつあるのかな、と思ってます。
だから、また来るときは、「ただいま」ってもっとはっきり言えるように頑張ってくから、
皆もそれまで…。…楽しく生きよう(笑)」


で、「bed」。
この先がどうなるかわからないけれど、
今の自分の生き方に誇りなんて持てないけれど、
この瞬間だけは今が楽しいって、胸を張って言っていいんじゃないか、
そんな気がした、ラスト1曲でした。


・アンコール
まず「little parade」。本編これで締めるかなーと思ってたら
アンコールで来て、ちょっと意外な印象を受けた覚えが。
アルバムだと、あえて他の曲とは違う雰囲気にしてるって感じだったんですけど、
ライブだと、これもまたカフカの一部なのかな、と思うような、ごくごく自然体で柔らかい演奏でした。


で、そこから途切れることなくそのままの流れでラストのラスト、「spectrum」。
ドラムがかなり走ってて、全体的につんのめり気味。でもそれが最高だったな、と。
ボーカル、コーラス、バンドとしての一体感、
どれもこれも個人的にたまらないものがありました。

いつか弱い僕が自分に唱えた
魔法が解けていくときはどんなふうに
笑えるのかな 笑っているかな
僕の名を呼んで 僕の名を呼んで 僕の名を呼んで


終盤の展開は何度聴いても好きすぎてるららるら。



ちょっと短めだったのと、虹の下聴けなかったのが残念でしたが、
思い出深いワンマンになりました。
また彼らが大阪に「帰ってくる」時は窓を開けて待ってようと思います!