TOMOE tacica/THE NOVEMBERS/People In The Box @京都MUSE

簡単に。
↓以下セットリスト等ネタバレ注意。









tacica


1 HERO
2 アリゲーター
3 ハイライト
4 ドラマチック生命体
5 命の更新
6 不死身のうた
7 永久列車



ライブを観るのは一昨年のLOSTとの対バンツアー以来。
休止期間を経て今年出た新譜がとても良かったので期待してました。



初っ端がHERO。

キミは今日も明日もそのずっと前の昨日でも
『ここは空ひとつない世界』と云うけど
せめて僕の奥では縦横無尽にいつでも
空を飛んでくれよ

この部分、何度聴いてもすっと心が晴れる感覚があります。


2曲目からは新譜の曲たち。
元々アルバム自体がそうでしたが、
全部まとめて一曲になるような、繋がりのあるセットリスト。
特に「命の更新」、期待してましたが、
期待以上に素晴らしかったです。






THE NOVEMBERS


1 夢のあと
2 pilica
3 ニールの灰に
4 永遠の複製
5 こわれる
6 dnim
7 彼岸に散る青


こちらは2007年のミナホで観て以来なので、実に4年ぶり。
随分雰囲気も変わりましたね。
1曲目から、薄く靄がかったような幻想的な世界観。
キーボードを使うと聞いてはいたものの、
実際見るとなんだか不思議な光景に思えました。


個人的には後半の雰囲気が良かったです。
どこまでも綺麗な音と、
声になるかならないかの叫び、そのコントラスト。


小林さんの、時折前を向いた時に見える表情がなんだか良かったです。
次観る機会があれば、是非とも「バースデイ」を聴きたいなぁ…




People In The Box


1 旧市街
2 火曜日/空室
3 市民
4 笛吹き男
5 犬猫芝居
6 完璧な庭
7 天使の胃袋


EN

7 鍵盤のない、


いよいよラスト、ここまでの2バンドの残した空気もあって、
高まる緊張感…
それを大吾さんのハイテンション自己紹介が
見事にぶち壊しにして、そこから演奏開始(笑)


初っ端の旧市街から新曲「市民」まで攻めのセットリスト。
火曜日の終盤でのメンバーの暴れっぷり、
「市民」での波多野さんと「血の味だ」の囁き方、
どちらもぞくぞくっときました。


笛吹き男も含め、新曲はどちらも劇場版でやっていた曲ですが、
けっこうアレンジ変わってたような印象。
ほんと毎回驚かしてくれます。


波多野さんのボーカルの調子は悪そうでしたが、
自分はあのぎりぎりな感じも好きです。
もし「レントゲン」とかやってたら
裏返ってそうなぎりぎり具合でしたが(笑)


「完璧な庭」で手拍子があってびっくり。
残響祭その他でもあったとか…
個人的にはあんまり嬉しくないんですけど、
この日は大吾さんが煽ってもいました。
やっぱりメンバーも盛り上がると楽しんでしょうね。


締めに「天使の胃袋」というのも新鮮でした。
この曲はライブで聴くと福井さんのベースが際立ちますね。
うねりが歌詞と絡み合って絶妙な音の感触を作り出してました。


アンコールで「鍵盤のない、」。
予想外&嬉しい選曲でした。
ラストの語りと、そこからの全力でかき鳴らされるバンドサウンド
このバンドにしか作り出せないイメージの渦が、
これでもかと押し寄せてくるのを感じました。





また何年か後、この3バンドでツアー回ってほしいですね。
その時に、また新しくも同じ表情で、
メンバーとお客さん全員が楽しめますように。



この日お世話になった方々、
ライブに携わったすべての皆さんに感謝を。
ありがとうございました。