何度でも


PaperBagLunchbox、ツアー中止


http://www.pbl.jp/


正直言って、受け止めるのがかなりきつい知らせだった。
東京でワンマンがある事が発表されてから、ずっとその日を目標にして過ごしてきた。年が明けてすぐに夜行バスの予約をして、リリースされた3rdアルバムを聴きこみ、大阪のインストアや神戸のライブでは、彼等が放つ音楽の力に圧倒された。ワンマンの場で会えるであろう人も何人かいて、そんな人たちと共に聴けるであろう音を本当に待ち遠しく思っていた。
そんな時、地震があって、自分は直接的な影響の無い関西に住んでいるにも関わらず、心が乱れる日が続いた。People In The Boxのライブが延期になり、その他でもイベントの延期や中止が次々発表される中、当然PBLのライブへの影響も頭にはあったけれど、彼らなら開催してくれるだろう、と、何となく、信じ込んでいた。


そして今日。「メンバーの著しい体調不良によりツアーの続行は不可能」という一文を見た時、ふっといろんなものが崩れてしまったように思えた。
メンバーが過ごしてきたこれまでの時間と、2ndアルバム発売以降の数えきれないライブと怒涛の流れ。その集大成であるこの3月のツアー終盤戦に、この決断をせざるを得なかったチームPBLの思いは、自分が想像できないほど大きく複雑なものだろう。
更新された加藤さん(プロデューサ・というかもはやメンバー)のブログも痛切だった。↓
http://blog.livedoor.jp/wonderground/archives/52772308.html



いろんなことを考えた。
地震のこと、
音楽のこと、
ライブのこと、
これからの生活のこと、
知っている誰かのこと、
張り詰めていたものがまた緩んでしまった自分のこと。
それらが頭の中でぐるぐるまわって、最終的に出た結論は、
やっぱり前向いて元気に(それが空元気であっても)やっていくしかない、ということだった。


「体調不良」について、詳細や原因が公式に述べられていない以上、
自分にはただ、万全な状態で彼等が戻ってくるのを待っていることしかできない。
でもそれは、いくらでも待っていることはできる、ということでもある。
彼らの音楽はいつもここにある。側にある。


PBLチーム、関係者の方々、そしてその音を聴いている人たち、
皆が元気になって、またツアーやワンマンが行われる日を待ちたい。
鳴りやまない歌。支えられながら、そして支えながら。