andymoriワンマンツアー"ぼくたちアンディモリ" @なんばHatch

たくさんの感情がかき乱されました。
andymoriは何であんなに空っぽで重たくて楽しくて悲しいんだろう。


以下曖昧レポ。




19時過ぎにハッチへ。
当日券も出ていたみたいですが、それでも、
ハッチのような広い会場が、andymoriを観に来た人で埋め尽くされている、
という光景は何だか不思議な感じがしました。ほんとすごい勢いで大きくなっていく。




19時半という遅めの開演時刻、ぴったりにスタート。
前回のワンマンでは予想外の「遠くへ行きたい」でゆったりと始まりましたが、
今回は、正反対の方向で予想外の「SAWASDEECLAP YOUR HANDS」が1曲目!
え?もうクライマックス?という感じの選曲に何だかよくわからないテンションに。


「辛いかい 足を引きずって歩くことは 醜い顔を隠すことは 何も言えないでうつむくことは」


なんて、1曲目からアップテンポで思いっきり歌われたらたまらん…。



そのまま怒涛の勢いで、ベンガルトラ〜、everything is my guitarの定番曲、
さらには僕がハクビシンだったら、と、ノンストップ演奏。
会場内、既に凄い熱気。前方で上がる本当にたくさんの拳。
楽しいのに何だか泣いてしまいそうな心持ちに。


「綺麗な空が 綺麗な空が 綺麗な空が見たいだけなのに」
「こんなとりとめのない平和な掃き溜めで」


歌詞がいちいち刺さってもう… うあああ状態でした。(謎)




ここでちょっとだけMC。
ボーカル小山田さん、「まいど大阪!」
もはや恒例(笑)
そして無意味に盛り上がる場内。
「大阪はいいね。MC考えなくていいから。」
確かに(笑)



この日は小山田さんの声にこれまでの
どのライブよりも力があった気がします。
クレイジークレイマーでいろんなことを思い出しつつ…
「青い空」。
天井見上げてしまいました。何だかそこに青い空がある気がして。
「吐き気のするあの顔を 大事な人の中に見て いろいろと嫌になって飛び出してきたけれど」
この歌詞何度聴いても強烈すぎる…
そっからの「16」。


「16のリズムで空を行く 昔の誰かに電話して
拾った花をまた涸らしながら 今度呑もうねとまた嘘をつくのさ」


うああ…(涙)


ビューティフルセレブリティー
「僕の魂を僕の魂を!」にも例によってやられ…
ここらへんはノックアウトされまくりでした。



小山田さん「おおきに!」
「たまにこういう場所に来ると楽しいですね。」
「みんなもそう?」
客「いえーい」
「あ、いつも楽しい?」
客(一部)「いえーい」
「いつも楽しいのはいいね(笑)」


この微妙な距離感が好き。




ここで(おそらく)新曲。
後藤さんのドラムが普段にもまして凄いことに。


そして新曲の余韻に浸る間もなく「ハッピーエンド」。


「夕暮れの井ノ頭公園でコーラの空き缶蹴飛ばして もうだめかもしれないと 
こぼした君の横顔すごくきれいで 
それはハッピーエンドなんだ ハッピーエンドなのさ 
どうせどこにも行けないのなら ずっとここにいてもいいんだよ」



ノックアウトされまくりの自分、ここでとどめ…。
以後、なんかふらふらしてた気がします(笑)


さらに「3万日のブルース」。
前回のワンマンで弾き語りでやってた曲を
バンドで聴けたということ、なんだか感慨深かったです。
その前回、全国流通してる既発表の曲で唯一やらなかった
「誰にも見つけられない星になれたら」も聴けて、これまた嬉しかった。





19曲目(とはいってもまだまだ中盤)にまた(おそらく)新曲。
「スーパーマンになりたい スーパースターになりたい」というサビが印象的な短い曲。
この人がこんなこと歌うとなんだか皮肉な感じがするなーと勝手に思ったり。


矢継ぎ早に曲が演奏されていく中、
「オレンジトレイン」でまたしんみり…
この日はスローテンポの曲がことごとく胸に突き刺さりました。
1984」では、アウトロでだんだんテンポが速くなっていく様子がたまらなかったです。
夕景が、時間が、走って遠ざかっていくような。




MC。
小山田さんが「…ほんと言うこと考えてないんだよね(笑)」と言い、
視線をベース藤原さんへ。
藤原さん「ライブ中に吹きとばないように、いつも眼鏡を固定してるんですけど、
今回そのパーツを忘れてしまいまして…太い針金で固定してます。」

背中向けてその様子を披露(笑)

「何が言いたいかと言うと、今日の俺はいつもと違う!ということです。」

小山田さん「いつもと違うヒロシに拍手を!」


大分記憶曖昧ですがこんな流れだったかと(笑)




その後は「andyとrock」からラストまで全速力で。
「CITY LIGHTS」でみんなダブルピースする中、前回同様涙目の自分(キモチワルイ) 。
超新星あの超新星ーーー。。



てっきり「すごい速さ」でラストかと思っていたら、そうではなく…


「最後の曲です。」
客「えー!!」
「ちゃんとアンコールよろしくお願いしますね」
それを言うのはどうなんですか(笑)



てな流れで、ラストの新曲、「Weapons of Mass Destruction」。
夏フェスなどでも披露していたというこの曲。大量破壊兵器
メロディがとにかく良いし、歌詞の刺と柔らかさのバランスが絶妙で、
初めて聴くのになんだか「ラストはこれしかない」って思ってしまいました。
次作の核になるのかな、と勝手に思ったり。





アンコール。
1回目は
マイアミソング→グロリアス軽トラ→Life Is Party。

Life Is Party前に、
「今度こそ次でラスト」
客「えー」
ちょっと戸惑いつつ笑いながらメンバー紹介…
なんて流れもあり。
今思い返すと後藤さん…と無駄な感傷が。。



アンコール2回目。帰る人もちらほらいましたが、期待通りやってくれました。
昔の曲(多分)後、くるりのカバーの「ロックンロール」。


そして、やる曲が無いので、と言って2回目の「CITY LIGHTS」。
前のワンマンと同じパターン。
よっぽど泣かせたいらしい(笑)と個人的には思ってしまいましたが、
楽しませたいんですよね、多分彼等は。


何にせよ、ハッチいっぱいに広がるいろんな感情と笑顔は、
とても綺麗なものでした。
何というか、ハッピーエンドだな、と。







前のワンマンでも思った事でしたが、今回のライブ、
正直多くの人達と自分との間に距離を感じてしまいました。
けれど、それは自分の独りよがりな聴き方のせいで、それが嫌だったわけではなくて。
むしろそんな部分も含めてandymoriの作る世界が大好きだ、と改めて感じることができました。
彼らの音楽は自分にとって、最高に楽しくて、そして悲しい音楽。
そこは多分今後も変わることは無いと思います。
今後も彼らの曲が、自分の感情をこれでもかと掘り起こしてくれることを、期待しています。



Life is party 胸の中 そっと燃えるランプについて 友達も知らないよ わかってないよ
あの日の空は言うさ あの日の空は言うさ Life is party 明日もずっと続くよって

セットリスト


1. SAWADEECLAP YOUR HANDS
2. ベンガルトラとウィスキー
3. everything is my guitar
4. 僕がハクビシンだったら


5. クレイジークレイマー
6. バグダッドのボディーカウント
7. 都会を走る猫
8. 青い空
9. 16
10.ビューティフルセレブリティー


11.新曲?(楽園?)
12.ハッピーエンド
13.新曲(3万日のブルース?)
14.誰にも見つけられない星になれたら


15.ナツメグ
16.僕が白人だったら
17.モンゴロイドブルース
18.ずっとグル―ビー


19.新曲?
20.Transit in Thailand
21.サンセットクルージング
22.オレンジトレイン
23.1984


24.andyとrock
25.FOLLOW ME
26.CITY LIGHTS
27.すごい速さ
28.新曲(Weapons of Mass Destruction)



en.1
29.マイアミソング(自主製作CD-Rに入ってる曲。多分…)
30.グロリアス軽トラ
31.Life Is Party


en.2
32.アイラビューベイビー(こちらも自主製作CD-Rに入ってる曲。初聴きでしたが歌詞的に多分…)
33.ロックンロール(くるりのカバー)
34.CITY LIGHTS(2回目)




ところどころ順番曖昧です…