言葉遊びと理論武装


こういう話前にも書いた気がするけど、
嫌いな人、という概念がわからなくなって久しい。
別に「みんな大好き」とかいうわけじゃなく、
考え方が合わない人は多いし、一緒に居て疲れる人もいる。
というかむしろ大多数がそう。
そうなんだけれど、「あの人は嫌い」というように、
簡単に言ってしまうことに違和感を感じる。


本来「好き」「嫌い」をはっきりさせる方が
健全なんだろうな、とは思う。
結局「嫌い」という言葉におびえていることの裏返しじゃないか、と思ったり。
怖がっているから「罪を憎んで人を憎まず」的な
理想論に逃げていこうとしてるんじゃないだろうか。


何か人とトラブルがあった時に、「あの人は嫌い」と意識するよりも、
「あの人と自分は合わないんだな」と思った方が楽だったりもする。
で、「合わない人」が増えていく、と。


寂しい話ですな。