2009年 よく聴いたCD まとめ


はい、RADIO CRAZYを明日に控える中、毎年恒例の自己満タイムですよ。


例年はアルバムで五枚選んでたんですけど、
今年は聴いた音源が大分多かったので、
シングル、ミニアルバム、アルバム、と3部門にわけて選んでみます。
2009年リリースに限らず、あくまで、今年自分がよく聴いたもの、ってことで。


無駄に長いのでたたみます





・シングル



・「Born Again」/Good Dog Happy Men とにかくよく飽きずに聴いたなぁという感じ(笑)アルバム楽しみです。


・「R.I.P/Merry Christmas」/BUMP OF CHICKEN  こちらも飽きないです。特にR.I.Pの方は、懐の深い曲だなー、と。


・「水のようだ」/SPARTA LOCALS  大好き。もっと早くスパルタ聴いておけばよかった、と後悔。。


・「雨上がりに見た幻」/the pillows  まぁ言わずもがな。


・「ありあまる富」/椎名林檎  林檎さんの曲でこんなはまったのは初めて。聴いてて不思議なぐらいに気持ちが落ち着きます。




・ミニアルバム



・「Ghost Apple」/People In The Box

Ghost Apple

Ghost Apple


絶対外せない一枚。
思えば今年2月のワンマンを観るまでは、
ここまでPeopleにはまるとは思ってもいませんでした。
ひたすらリピート、リピート…来年のワンマンが楽しみであると同時にちょっと怖いです(笑)


密室の蝶みたいだよ 君の祈りは
立ちのぼり急降下して 燃えて消えるのさ
密室の蝶みたいだよ 君の祈りは
青い空が 先に目を逸らしたってさ

(「水曜日/密室」より)



・「mind game」/古明地洋哉

mind game

mind game


歌い手の呼吸が感じられるような質感を感じる一枚。
詞からも体温が伝わってくるのが凄いです。
穏やかなメロディに気持ちを休めていたら、時々ワンフレーズにはっとさせられたり。
五年以上前の作品ですが、もっと多くの人に届いてほしいです。


石の心さえ震え刺すほどに美しい
君の生が世界を引き裂いて
偽者の花を抱きしめるこの僕の 頭を撃ち抜いた
鋼の祈りを 僕にくれないか
鋼の祈りを この僕にくれないか

(「GRACE」より)



・「ひきがたり・ものがたりVol.1 蜂雀」/七尾旅人

ひきがたり・ものがたりVol.1 蜂雀

ひきがたり・ものがたりVol.1 蜂雀


こちらも五年以上前の作品(汗)
七尾旅人はずっと名前だけは知ってる存在で、今年に入ってアルバム全て聴いたんですが、
CDによってどれもこれも全然曲調や雰囲気が違って、驚かされてばかりでした。
これはその中では多分一番シンプルで、聴きやすい作品。
こういう物語世界に自分は昔から弱いです。
特に、1曲目「線路沿い花吹雪」が好きすぎて… PVとかないんですかねー?
新作の作業はしてるようなんで、期待してます。


振動がやってくる 振動が近づいてくる
地平線の彼方まで誰もいない線路の上
私の足の裏を枕木を伝わって
車輪の響きがノックする 姿の見えない列車
私の鼓動はそのリズムと同期する
私の鼓動はそのリズムと同期する

(「線路沿い花吹雪」より)



・「繋がる瞬間にシャッターを」/Climb The Mind


抽象的な歌詞世界と独特のリズム感、
内側からこみあげるような熱に溢れた曲たち。
Peopleに負けず劣らずの中毒性があります。
仲が良いというシネマも全国展開してることですし、
名古屋近辺ばかりでライブやってないで出てきてくださいー(願)


掌からこぼれ落ちた 音楽は呼吸をする
商業化に慕う音は崩れ
諍いをここで終えても自然に時間が答えを喋り出す
響け

(「音楽は呼吸をする」より)


・「ゾゾ」/ゆれる


ミナホで出会えてよかったなーと心の底から思ったバンド、ゆれる。
アップテンポで勢いのある曲たちに最初は惹かれましたが、
CD聴いてそれ以上に衝撃受けたのがラストの「おはやう」のスケールの大きさ。
叫ぶような唄い方の良さが最大限生かされた曲だと思います。
同じ関西バンドのBAZOO共々、これからが楽しみです。


呆気ない映画に用無い
つまらないことに興味ないの
感受性を震撼、刺すような
器用な原色だけ欲しかった

(「風化するフォーチュン」より)






・次点…

「Bird Hotel」/People In The Box
「ephyra」/miimi
「ANCHOR」butter butter
マーガレットズロースのロックンロール」/マーガレットズロース
「拝啓。皆さま」/plenty
「ノスタルジック」/BAZOO
「Not good enough」/strong enough
等々…


こうしてまとめてみて思ったのが、
フルアルバムにはないミニアルバム独特の魅力ってあるなーということ。
メジャーになるとミニアルバムを出さなくなるバンドが多いですが、
形式にとらわれずにいろんなことをやってみてほしいです。(まぁいろいろ難しいんでしょうが…)




・アルバム



・「世界のフラワーロード」/100s

世界のフラワーロード

世界のフラワーロード


今年一枚選べと言われたらこれ。
アルバムとしての世界観が完全に統一されていて、
それでいて一曲一曲がしっかり主張しているのが凄い。
何度も言ってますが、ラ!イ!ブ!して!…ください(弱気)


この世界は君をただ、
ダメにしてるって、
ただ、それだけかなぁ。…なぁ?


心の距離をあらかじめ持って、
音がない日々を僕等は変えてゆく。
さぁ、だから、笑顔でいつも乗り切ってゆく。
さぁ、だから、ここらで、「はじまり」だ。

(「空い赤」より)



・「andymori」/andymori

andymori

andymori


前にも書きましたがおそらく2009年再生数No1なアルバム。
ポップで疾走感溢れる、、というよくある紹介のされ方が多いんですが、
それだけでないのがこのバンドの良さ。
世界を斜めから見ているような、どこか捻くれた雰囲気がとても好きです。
2ndアルバム、そしてワンマンライブが来年待ってるので、ますますはまりそうな予感…


吐き気のするあの顔を大事な人の中にみて
いろいろと嫌になって飛び出してきたけれど
からまりをほどいてもあんまり変わらないけど
坂道を行くバスは南の空へ行く

(「青い空」より)



・「どどど」/マーガレットズロース

DODODO

DODODO


最初は「ここでうたえ」以外の曲はそこまでぐっとこなかったんですが、
じっくり聴いているうちに徐々に沁みはじめ、
ライブ行ったのをきっかけに完全にこのアルバムの虜に。
どこまでも優しくて、夏だろうが冬だろうが「温かい」気持ちにさせてくれる一枚です。


ここじゃないどこかならうまく歌えると思ったのかい
ここじゃないどこかならうまく踊れると思ったのかい
ここでうたえ ここで踊れ

(「ここでうたえ」より)



・「25時のメロディ」/ドイツオレンジ


聴いててひりひりする、あまりにも感情剥き出しの言葉、そして歌。
出会った時期が個人的に今年一番しんどかった時期だったこともあって、
初めて聴いた時に抱いた、何かが溢れだしそうな感覚は、今も強く記憶に残っています。



僕等は今も忘れられないで生きてる
夢が夢のまま終わりそうでも生きてる
しがみついたまま死んでるみたいに生きてる
あきらめられなくて生きてる


時計の針が0.00になるのを待ってる
ただ それだけの為に生きてる
(「時計の針が0.00になるのを待ってる」より)



・「OOPARTS」/the pillows


…さんざん語ったし語られてるのでもういいですかね(笑)
今年もありがとうピロウズ。来年もよろしく、ということで。


好きな音を鳴らして音楽と呼べばいい
(「YOUR ORDER」より)





・次点


「鈍色の青春」/野狐禅
「チョモと僕は柵の中」/Qomolangma Tomato
「Tokyo Long Letter」/Qurage
「paratroop」/sleepy.ab
「ひかり」/ゆーきゃん
「just A moment」/凛として時雨
「孤独の音楽」「夜の冒険者」/古明地洋哉
「良く晴れた朝は地下を探索しに出かけよう」/Climb The Mind
「ヘヴンリイ・パンク・アダージョ」/七尾旅人
「AT0M」/LUNKHEAD
「Twangs」/GRAPEVINE
…等々。。。




以上、ぐだぐだに長くなってしまいました…(汗)


twitter等での情報交換やレンタルのフル活用に伴って、
今まで聴いたことのなかったアーティストに多く触れることができた一年でした。
来年も自分のペースでいろんな音楽に出会えて行けたらなーと思っております。
いい音楽がいつも「ここ」にありますように。