使い古したこの憂鬱が8ビートの賛美歌奏で 燃えない情熱叫んだ

Born Again

Born Again


素晴らしいの一言に尽きます。
これからもGDHMが続いてくなら、自分はずっとその曲を聴き続けていくだろう、
以前から抱いていたその想いが、自分の中で確信に変わった、そんなシングルでした。



・Born Again


直球でリズムが心地よいメロディもさることながら、
とにかく歌詞が好きすぎます…
好きな個所を全部載せていったら、
そのまま完全転載になってしまいそうなぐらい。


いろんな感情を全部受け止めて、しっかり抱きしめてから、
そっと放って行方を見守る。
そんな温かさに包まれて唄われる「胸を透くようなフレーズ」たち。


「陽だまりを越えて」が新生GDHMの出発点であり「反撃の合図」(by門田さんコメント)であったとするならば、
「Born Again」は今の2人の確かな場所を示した曲であり、
これから広がっていく彼らの音の、これ以上ない土台になり得る曲だと感じました。




・この生温かくうっとおしい心を


タイトルからして門田節全開(笑)
そしてタイトル通りGDHMにしか出せない、微妙な熱量と世界観。
日差しの下で汗かいて濡れたTシャツ着てるみたいな…(笑)
悪口みたいな例えですけど、ほんとそんな感じで、
でもそれが良いんです。解る人にはわかるはず!多分…


そしてこの曲もまた歌詞が。もう優しすぎて犯罪的ですよ(謎
ライブ栄えする曲になりそうな気がします。


無料で貰った世界の入園券 僕は借りを返せないままだけど
何故かこの熱は冷めず また無駄に明日を葬る
学んだ態度に 疲れ果てても 僕は何か待ってる




・Music From Twilight


GDHMにはありそうでなかった感じの曲ですね。
退廃色を感じさせる言葉を並べつつ、透き通るように繊細な
ボーカルと演奏が綺麗で。
まさに歌詞に出てくる「貯水池の底」のような雰囲気。


サウンド的にはピコピコしてるところがあったり、
カウントダウン部分の何ともいえない盛り上がり方など、
ちょっと踏み込んでいろんなことを試してるのかな、という感じがしました。


余談ながら「live forever」にはどうしても反応してしまいます(苦笑)
それはそれとして、哀しくも不思議な魅力を持った唄だと思いました。




この一週間で相当聴き倒しましたが、まだまだ「この熱は冷め」そうにないです。
特に「Born Again」は、ファンのみならずできるだけ多くの人にじっくり聴いてもらいたいと思いました。
この唄、このフレーズが、交差路から、いろんな空へと届くように。届きますように。

使い方忘れた 自分の故障中の再生ボタンを 
今 迷惑そうに朝日が顔を出す 大切そうに箱庭照らした


眩しさに戸惑って 交差路に立ち尽くし少し目を閉じる
まだ不機嫌なままの言葉が僕の中で祈りに変わってゆく
胸を透くようなフレーズが 
僕の中でこっそり顔を出した/僕を越えてゆっくり満たしてゆく/届くように 僕は唄い出した 僕は唄い出した