僕と世界 手をつなぐよ 仲直りは早くした方がいい

・トラウマ


記憶、記憶、記憶に追いかけられて。
なんだかどこに行ったらいいのかわからなくもなるけど。
都合のいいことだけ覚えていようとしたって無理だから、全部ひきつれて。
まだまだ、これからも、後続は増えていく。増やしていく。



・ニュース


は騒ぐ。なんもかんも置き去りにして。
リズムに合わせて人々は踊る。
その中で一人、どうしようか、と、多分皆が考えている。
考えながら、結局踊っている。



・なんて


言葉を並べたところで明日は同じように明日としてやってきて。
とりあえず、明日もゆっくりと今日を始めよう。うん。




・「camouflage」Qomolangma Tomato


camouflage(初回限定盤)(DVD付)

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最初聴いた時は、なんだかおとなしくなったなー、という印象で、
正直言って、少し丸くなってしまって物足りないかな、という感じでした。
それが、聴いているうちにだんだんとその音と言葉の深みにはまり、気が付けば
昨日今日はこのアルバムばっかりリピートしてました。


以前のアルバムに比べ、衝動をそのまま思いっきり解放したような
荒削りのサウンドは控え目になり、
少し落ち着いた雰囲気になっているのは確かです。
ただし、その中で、空っぽの空間から生まれてきたような、
鋭く尖った言葉がより研ぎ澄まされていて、油断していたら突き刺さる。
そんな曲たちが並んでいるように思いました。
気がついたら知らない間に体に傷痕が刻まれている感じ。


無気力と衝動、昨日と明日、それらが交錯するような音楽。


幸せすぎて思い出せなかったことが
後からたくさん吹き出してくる どうしようもなくなった頃に
      
(「Are you ready?(I'm not ready at all)」)

青い存在の願いを連れ出して無理をしたが
幸せなのかどうかわからないみたい
今日は好きさ
だが 笑顔を笑顔で返せない
雨の中をリズムと匂いが包む
 
(「get back my mind」)

何も変わっていないんだ ゆめゆめ譲り受けた質感
オレはオレに掠れた声のように届ける
何年も草木は笑う 親しんだコンクリート
靴の裏と僕は一体だった      
                  
(「靴の裏と僕は一体だった」)

心が壊れたのは僕だ
逃げ出したり染まってきて
先の長さも測らずに過去を固めてた
気付く愛おしさに溺れて痛むよ
     
(「動揺」)


いや、凄いです。これからが楽しみなバンド。
ライブ行ってみたいですね。