対角線上 無限の小宇宙

・道なんてない 前に進んでたって 歩いたんじゃない 倒れてないだけ


↑の歌詞はピロウズの「GOOD DREAMS」から。
今は、もうそれでいいから前に進めればなー、という感じ。
とりあえず、倒れないように。もっと言うなら、倒れても、這ってでも進めるように。


授業も始まった。
目まぐるしく季節は変わる。
ぼんやりしている暇もない。けれど気が付けばぼんやりしている。
よくわからない、矛盾。
ここにいることの実感が、あんまりない。
去る、去る。 去っていく。




・好きだとか嫌いだとか全部どっちにでもなる



4人のゴブリン大いに踊る+3

4人のゴブリン大いに踊る+3


改めて、自分はGDHMの世界観に惚れてるんだなーと思いました。
声、ツインドラム、ギター、ベース、リコーダー、タンバリン、ホイッスル、
その他手作り楽器含めたよくわからない(笑)音たち。
一つ一つが全部必要で、いろんな感情を引き起こしてくれる、音。
哀しくて嬉しくて、楽しめる、音。



まずDISC1。いい音でじっくり聴くとまた新たな発見があるもんですね。
ライブでは良い意味で雰囲気に飲まれてしまう曲ばかりなんですけど、
その時には気づかなかった細かな音の工夫に改めてぐっとくるものがあったり。


「息吹と共に〜」キャンプファイヤーソング」は、
初めて聴いた時はBURGR NUDSからの変化っぷりに驚いて
ちゃんと聴く気になれなかったんですが、
改めて聴くとGDHMらしさがこれでもかと出た曲ですよね。
「林檎」は今までライブで聴いたことがなくて印象薄かったんですが、歌詞良いですね。
この終盤の迫力、ユートピアと同じくライブでやったら化けるんでは…?
「微笑みとメロディー」はラストがほんと好き。
セルフアレンジの「記憶と記録」もいいですけど、個人的にはこっちに思い入れが。

あの時 微笑みを受け取り心の中で流れたメロディー


鍵を掛けていたよ ずっと
とても大切な日々に ずっと
消えはしない 今日のために
胸にいっぱいの 薔薇を君に

そして本命DISC2。


「風の音符 歓喜の声 和音」


初期から演奏されてた(らしい)曲で、人気も高かったのに、
今まで音源化されてなかった曲。
心地よいリズムに、まさに風に乗る様なメロディー。
何度でも何度でも聴きたくなります。


「微熱のまんまで」「哀しいまんまで」駆けてゆく。



POPCORN


優しく、時に鋭く、聴く側にいろんなことを問いかけてくる、そんな曲。
歌詞が好きすぎてたまらないんですが、これはメロディーと歌声
あっての歌詞だと思うんですよね。言葉だけじゃ足りない。
迷いとか、わからないこととかが、
音にのせることで、不思議な温かさを感じさせてくれてます。


聴いてない人には伝わらないであろう文章で申し訳ないですけど、
ポップ!コーン!!にこんだけいろんな感情詰められるって凄いですよ。


「転ぶのなら思いっきり豪快に」
「ちゃんと怪我をして血は流れるかと」死ぬことを怖がらずに過ごしていたい。



「The Beautiful Soliger」


ある程度意図的だと思うんですけど、今までのGDHMの曲のエッセンスを詰め込んだような
楽曲だなーと感じました。最初のリコーダーの音や、随所でみられるどこかで聴いたようなメロディ。
後半の歌詞なんかはちょっと反則ですね。いろいろ思い返させるような…


「子守唄で眠る子供」「灰になった言葉」「いつかちゃんと決めたルール」
「哀しみ 風に帰す」あの歌い方で、ずっと消えやしないルールとともに。





これが4人でラストの音源となることを思うと、ほんと残念です。
でも、これが4人で出した答えなのかな、と、納得した気持ちが多少あったりもします。
今考えると、↓の門田さんインタビューの時には進む方向が変わることがわかってたのかも。

たぶん今回のGood Dog Hapyy Menってバンドが、
みんなが思ってるGood Dog Happy Menである事の最後だと思うんだよね。
っていうのは、やっぱりまた新しい事がしたいし、なんかそこにケジメをつけたいっていいう意味もあるんだよね。
もちろんやめるとかそういう意味じゃなくて。Good Dog Happy Menってこういうバンドだよねとかっていうのって、
ホームページ見てもよくわかるし、CDのジャケットみてもよくわかるし、たぶんそれが終わると思う、ここで。


http://www.garage.or.jp/garage/sch/2008/monden.html



4月25日。最後の4人でのライブを、静かに待ちたいと思います。
スケジュールが危ういんですけど…(汗) 無理やりにでも行く所存です。
ちゃんと笑えるように。




D

オルガン風唄え 千の感情がほら
鼓動 跳ねるタンバリン 碧い日々のティンパニ
震える