嘘みたいだな 嘘みたいだ

この道は長く険しくも儚くて 夢のようだと誰かは言う
僕は忘れていた感情を今
思い出して戸惑いながら歩いてる
僕はこの道を歩いてる 明日の自分を追いかけて
だから今 君の目に映るなないろが 綺麗なのか知りたかったよ
 (「なないろ」/セツナブルースター



この曲の間奏のギターは、生きてるって実感させてくれる。
これも、廃盤か。





この先完全に自分用の記録。閉じます。




13日の金曜日
病院に両親と行った。
母はこの一か月ずっと調子が悪く、何度もやったお腹の検査をもう一度別の方法でやるため。
自分は薬もらいに&世話になった人にちょっと喋りに。
父は母の付添い。


自分の用は午前で終わったけれど、母の検査結果は昼過ぎになるということだったので一緒に食事。
その時に、「○○を産んですぐの時も、鬱になって飛び降りたいと思ったことがある。けど
□□(姉)や○○の寝顔見てたらこの子ら残して逃げたらだめ、って思いとどまった」ってな話をされた。


以前にも、そういうことがあったなんて自分はまるで知らなかった。


いろんなことを考えつつ、夜には下宿に戻らないと行けないので、一端別れた。


少しだけ図書館により、駅に向かおうとしたところで、携帯が鳴った。
嫌な予感がちょっとして、やっぱりそうなった。



すい臓の腫瘍、だそうだ。医者はぼかしていたようだけどようするに膵癌。
早期発見困難、進行が早い、治療が難しいってやつ。
完治の可能性が低く、延命治療になってしまうケースも多い、というやつ。
3日後に検査入院、だそうだ。


信じられなかった。何で?ほんまに?って。
一週間前の検査では何の問題もない、と言われてたのに。
父はある程度重病の可能性は予測していたみたいだけど、さすがに癌とは思ってなかったらしい。
でも、冷静だった。自分も冷静になろうとした。
できなかったけど、とりあえず母の話を聞いて、いろいろと言葉を探して、話した。


母は、嘘みたいだなーと言った。
まだほんとのことなんだって実感がわかないって。
ごめんね、、嫌だな、ありがとう、頑張ろう、なんてことをぽつりぽつりと言った。


そして、最後に、「私まだ死にたくないよ」と言った。


4年前に統合失調になってから、幻覚&妄想の症状が消えた後も、
ずっと慢性的な鬱で、毎日のように「生きていても仕方ない」「死にたい」と言っていた母が。



生きてるって何なんだろう。
本当に。



生きていてほしい。良くなってほしい。今は祈ることしかできない。



生きていてほしい。