「ボロボロになった人へ」/リリー・フランキー 読了


細かいところ見るといろいろ嫌なとこもあるけど、全体的には好きな雰囲気だった。
どの話も短編としてほど良い濃さ。


特にラストの4ページちょっとしかない表題作が抜群に良かった。
余計なものを一切書かないシンプルな構成で、
かといって無機質な感じでもない、白い空気が揺れるような文章。
最後の一文が圧倒的に存在感もってて、そこに至るまでの流れが凄い。
こういう文章を書けるようになりたいなぁ。