ボロフェスタ2014(10/25)@京都KBSホール

・本日休演

・片想い

8人(かな?)による音楽団。個人的にはCDで聴きたいと思うようなタイプの音楽では無いけれど、ライブはとても気持ちが良かった。自然と身体が動いてしまう、というのはこういうことかという感じ。盛り上げ方も上手で、ホール全体が彼らの舞台になっているように思えた。

https://www.youtube.com/watch?v=y5LFv5-xWtU


・Amia Calva


・Turntable Films


・noid

・Baa Baa Blacksheeps


・天才バンド


・N'夙川ボーイズ


・envy


中村一義

セットリスト

1 犬と猫
2 永遠なるもの
3 セブンスター
4 ジュビリー
5 1,2,3
6 キャノンボール

アコースティックギターに町田さん?がいて、中村さんはハンドマイクという2人組編成。

初っ端から実に楽しそうな中村さん。「どう?」のところでは観客にマイク向けてたり、跳んだり跳ねたり、なんというか無邪気(笑)
「この曲自分で作ったくせに泣きそうになっちゃうんですよ」というようなことを言って、「永遠なるもの」。この曲の歌詞はほんと凄い…。聴いたこと無い人いれば是非どうぞ↓
https://www.youtube.com/watch?v=T7XHT1UB_Wc
http://j-lyric.net/artist/a002631/l008021.html
大好きな曲なので生で聴けて本当に嬉しかった。「ほんの少しの博愛なる気持ちなんじゃないかなぁ。」のところで終わってしまって、「この幼稚な気持ちが、どうか、永遠でありますように。」のフレーズが聞けなかったのは残念だったけど。

「ジュビリー」は「この曲録音した時、サビは僕が歌ってないんですよね(笑)ちっちゃな人形に歌ってもらってて」というところから、「今日は会場の皆さんに歌ってもらえたら」という感じで、「ジュビリー、ジュビリー、おーおー、ジュビリー」の大合唱。
観客にマイクを向ける中村さん、天真爛漫な笑顔(笑) 最後の方の「息を吸え」のところも歌っているお客さんがいて、曲が終わった後、中村さんは「凄いな皆」「今度からこれ取り入れよう」とかなんとか。

「1,2,3」も観客参加型。何度も言うけどほんと楽しそう。微笑ましい…
曲が終わって、「ここに居る奴で死んだように生きている奴はいない!確信した」(←記憶定かでないけどこういうニュアンス)って言われて正直ちょっとびくっとしてしまったのだけど(苦笑)、そこからキャノンボールへ。「僕は死ぬように生きていたくはない」。単純だけど、彼が歌うと説得力がある素晴らしいフレーズになる。
大盛り上がりして終了。

終始笑顔に溢れたライブでした。


・ゆーきゃん

メインステージの時間が押してた関係もあって、3曲しか聴けず。「空に沈む」と「エンディングテーマ」。その間の曲の名前はわからなかった。MC声小さくて聞き取れないし(笑)
バンドセットだったこともあって割と新鮮な気持ちで聴けた。エンディングテーマの終盤で、珍しくちょっと声張ってる姿が見られたり。
にしても彼の音楽には癒されるなと再確認。定期的に我が家を訪問して歌ってもらいたいとか思ってしまう(笑)


七尾旅人

好きなんだけど実はライブ観るのは初めて。USTの中継とかはよく観ていたので、だいたい雰囲気は掴めてるつもりだったけれど、生で聴くとやっぱり迫力が違った。

波の音、サイレンの音、星の降る音、宇宙の音、戦争の音…音のイメージだけで会場の全員を別世界に連れて行くようなライブ。

「サーカスナイト」「Memory Lane」「Rollin' Rollin'」の3曲以外は未発表曲。
「地味だけど今年作ったもので気に入ってる曲ベスト3に入る曲」「地方都市の一人の男が主人公の歌です」と言って歌われた「Tender Games」がとても良かった。

「Memory Lane」は東北の震災の後被災地に出向いた際に、「瓦礫とも言えない、生活の跡がくっきり残ったカラフルな残骸の中」で、小さな女の子が必死で何かを探していた姿が頭から消えず、それからしばらく経って作った…というより、勝手に生まれてきた曲、とのこと。

その他MCは真面目なものからふざけたものまで、やたらめったら長く、語りたいことがありすぎて止まらない、という感じだった。しかしながらそんなMCの間に挟まれる音楽は、よりいっそう際立って心に響くものがあったように思う。
ラストの「Rollin' Rollin'」の場内の熱気は凄まじかった。


いろいろありすぎて書ききれない(というよりどの出来事を書けば良いかわからない)ような内容だったけれど、この日一番印象に残ったステージだったと思う。

(追記するかも…)




BURGER NUDS

セットリスト

1 ミナソコ
2 BRAVE GIRL IN HELL
3 ANALYZE
4 AM 4:00
5 エコー
6 Lesson※新曲
7 記号化(No No No)※新曲
8 逆光
9 COLD BURN


ワンマンの時より満足感があるぐらい、とても良かった。

「ミナソコ」のイントロは、くるとわかっていたも、ぞくっと身体が震えてしまうものがある。じわじわと広がっていく音の温度。たまらない。

「ANALYZE」は、途中丸潤さんが全力で歌ってる姿が印象的だった。ああ、バンドだな、という感じ。

「AM4:00」はちょっと泣きそうに。中盤の静寂と、浮かび上がる言葉の強さが胸にくる。なんて綺麗なんだろう。


エコーの後にMC。
門田さん
「3人で京都に来たのは12年ぶりのことです。」
「京都まで3人車で来て、深夜の2時頃に着いたんですが…寝ないとって思ったのに結局3人で4時頃までいろいろ話して飲んでました。…楽しかったです。」
そう言って丸潤さんの方をじっと無言で見つめる門田さん
丸山さん「なんだよ(笑)」
門田さん「なんかないの?」
そして今度は武瑠さんを見る門田さん…なんてやりとりがありつつ

武瑠さん「えー…ボロフェスタには前から縁がありまして。主催の一人の飯田さん(※だったかと…自信ない汗)の下で働いてたので、会議室で「それええな!」とか言ってる声を聞いたりしていて。参加するのは初めてだったんですが、今回来れて良かったです。」
丸潤さん「今回12年ぶりの京都ということで…それ以前に、そもそも10年も何もしていなかったバンドがこういう舞台でやらせてもらっているというのは、ひとえに企画者やスタッフさんのおかげだと思っています。ありがとうございます。」
「本当に目立たず一歩一歩なんですが、新しく曲を作ったり、進んでいこうとしているので、時々はBURGER NUDSを思い出して、ネットで検索したりしてみてください(笑)何かやっていると思います」


だいたいこんな感じの流れで新曲へ。
「Lesson」は当たり前かもしれないけど、前に聴いた時より輪郭がはっきりしているように思えた。大サビの迫力こんなにあったっけ?と思ったり。早く音源でも聴いてみたい。
「記号化(No No No)」はアップテンポで癖のあるギターフレーズが印象的だった。棘のある雰囲気とじわじわこみあげる熱さのある曲だったように思う。

そして「逆光」。これがまたとんでもなく良かった。サビの「重なり合う眩しい光のせいで もう見えない」のところで、照明がまさにその通りにステージを照らす演出。ラストの「眩しくて目を閉じた 眩しくて今やっと素直に笑える」で泣き笑い状態になってしまった。GDHMの「Apple star storyS」の「いかした答えを心の奥まで吸い込んでちゃんと笑うよ」というフレーズが頭に浮かんだ。

最後はやっぱり「COLD BURN」で締め。持ち時間で出来ることを全て詰め込んだような、気持ちの入ったライブだった。




ほんとは最後まで観たかったけれど、多分終電逃すと思ったのでここまでで帰宅。スタッフの皆さんに出演者の皆さん、本当にありがとうございました。