聴こえないメロディー


・何故か僕は亀になる


昨日バイトでライブに行けなかった悔しさを発散すべく、元気に外出!…となるわけもなく、一日外へ出ずに音楽聴きながら中身のない時間を過ごすことに。
この根っからの引きこもり気質、家にいるのにも関わらず、帰りたいオーラが消えてくれないレベルに達しつつあるのでどうにかしたいものである。お前はいったいどこに帰りたいというのか。
まぁそんな引きこもって音楽聴いてる時間が幸せだったりするので別にいい気もするんだけど。(いいのか?)


鬼束ちひろ


を最近よく聴いている。近年は、奇抜な言動や、新しいアー写が公開される度に「誰?」となるビジュアル等、音楽とは関係ないところばかりが注目されている感があるけれど、何だかんだこの人の歌はやっぱり独特の強烈な力を持っていると思う。
今年発売された新譜「剣と楓」は、前向きな王道JPOP的な曲、洋楽的なサウンドの英詞曲、さらにはダンスチューンとも言えるような内容の曲まで、振れ幅が凄まじいことになっていた。でも、やっぱり自分が惹かれるのは、彼女にしか歌えない、魂がそのままメロディーになったような歌で。アルバムの最初と最後はしっかりそういう曲が腰を据えていた。



彼女の曲は最初の頃しか聴いてないって人、けっこういると思うんだけど、個人的に一番好きなアルバムは、前作「DOROTHY」。

DOROTHY

DOROTHY


ストーリーテラー」「帰り路をなくして」「ラストメロディー」「VENUS」
どれも強烈な存在感で、改めて歌の力、声の力、言葉の力を感じさせてくれる。


一度で良いから彼女の歌を生で聴いてみたい。