力ずくでも笑え 何度となく
- アーティスト: 長谷川健一
- 出版社/メーカー: Pヴァイン・レコード
- 発売日: 2010/06/16
- メディア: CD
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以前ライブの特典で、ゆーきゃんがセレクトしたCD-Rを頂いたことがあって、
その中に収録されていたことから知ったアーティスト。(名前は以前から聞いてた)
「震える牙、震える水」
このタイトルに凄く惹かれて、半ば衝動的にタワレコで
音源購入したんですけど、買って正解でした。
自分をほめてやりたい(笑)
薄く薄く延びて絡まり合う、緊張感のある言葉たち。
透明感と確かな強さを併せ持った長谷川さんの歌声。
音数の少ないシンプルな曲作りで、それらが
より存在感を持って響いてきます。
生まれたことからは どれだけ歩いても逃げられない
(「震える牙、震える水」より)
こういうシンプルなシンガーソングライターさんのアルバムというと、
えてして少し退屈な展開になりがちなんですが、↑のような
ドキっとするフレーズが随所に見られて、良い感じのアクセントに。
・
さっきから手を振ってる深い悲しみは
読んでいるその言葉じゃ何もならないよ
この色さえ 君といつも違うよ
(「白日」より)
・
あなたの歌を あなたの海を
声高らに鳴いても 哀しみの置き場も無い
(「極北の食卓」より)
・
若者はマッチに火をつける
限りない欲望を燃やしたい
美しく汚れて
生きたいと笑っては
(「震える牙、震える水」より)
旅人さんとライブで共演してたり、
ちょっと探すと他にも自分の好きなアーティストさんと
関わりがあるみたいなので、
ライブもそのうち観れるかな、と期待。
こうして好きな音が繋がって
だんだん広がっていく感じ、凄く好きです。
長谷川さんの曲をきっかけにしてまた新しいアーティストに出会ったり。
そういうの、大事にしていきたいと思います。
救われたいという僕ら同士けれどまだ
力ずくでも笑う 何度となく
天国への距離 はかれそうな鳥の羽
めぐり合えずにいては 空を見てた
(「夜明け前」/長谷川健一)