「the pillows OOPARTS TOUR」 @Zepp Osaka

またもライブですよー。
今年最後のライブ…になる予定だったんですが、
こないだ勢いでRADIO CRAZYのチケットとってしまったので、締めの一歩前。



会場20分前にコスモスクエアへ。
寒い中、駅からTシャツ一枚で歩いている人もちらほら。さすがバスターズ…。
Zeppは当然のごとく超満員。いつもは真ん中やや後ろぐらいで観るんですが、
今回はちょっと前の方に行ってみました。



以下セトリ&ネタバレ含みます。ご注意を。









先にセットリストを



1.Dance with God

2.ビスケットハンマー

3.空中レジスタ

4.YOUR ORDER


5.FOXES

6.Lemon Drops

7.メロディ−

8.Kim deal


9.Mr.Droopy

10.インスタントミュージック

11.Blues Drive Monster

12.MARCH OF THE GOD

13.Like A Lovesong(Back To Back)

14.ジョニーストロボ

15.Beyond the moon


16.LIFE SIZE LIFE(The bag is small,and I don't enter)

17.Primer Beat

18.この世の果てまで

19.No Surrender



En.1. 雨上がりに見た幻

En.2. LAST DINOSAUR



(SE.LIFE SIZE LIFE)



En.3. Poison Rock'n'roll





・咲かないで 枯れないで


やっぱり一曲目はDance with god。
なんというか、観てるだけで気持ちがいいぐらい自然体。
彼らの中ではもう20周年のことは武道館で完結!
で、既に次の一歩を踏み出してるんだなー、と、この時点で強く感じました。


2曲目、ビスケットハンマー!これはテンション上がります。
昔の曲も特に構えることなく普通にやってしまうのがピロウズの凄いところ。


「Your Order」は入り方がゆるいのにかっこよくて不思議な感じでした。
この曲は今後もライブの定番になるかも?
好きな音を鳴らして 音楽と呼べばいい!



・僕の涙を乾かせるのはみんなの好きなくだらない歌じゃない



4曲終わってちょろっとMC。
定番の「久しぶりじゃないか!」&「いい夜にしよう」が今夜も聴けました。


OOPARTSから立て続けに3曲。
英詞2曲は個人的にCDではあんまり聴かないんですけど、
ライブで聴くとやっぱり自然と体が動いてしまう良さが。


場内が盛り上がったところでさらに「Kim deal」。
この曲人気ですよねー。お客さん皆がざわっとなるのがわかりました。
当然ながらさらに盛り上がるフロア。
そして相変わらず「くだらない」のとこで声の迫力がますさわおさん(笑)いやー良かったです。





・MC1


さわお
「携帯の予測変換ってあるじゃないか。あれでエルレって打ってみたら、
英字でELLEGARDENって出て…今さらながら売れたんだなー、有名人だなーと(笑)
俺、人気者と友達なんだなーっとか思って(笑)」 


さわお
「そしたら今度別の情報があって…
シンちゃんから話があるそうです」


シンイチロウ
「えーあの、この間ぷーさんが携帯を買い替えまして…」


さわお
「ちょっと(笑)ぷーさんっていらないから、みんな誰だかわからないって(笑)」


…相変わらずマイペースなシンイチロさんです笑。



シンイチロウ
「そのぷーさんの携帯。AUの○○○(忘れましたすいません)って機種なんですが…
「ピロ」と打ったところ、出たみたいなんですよ。the pillowsと!」



場内拍手&歓声。


さわお
「ちょっと売れかけてきてます。ピロウズ



シンイチロウ
「それで、僕もやってみたんですが、
ピロと打ったところ、出ました、「ピロシキ」と」(笑)


さわお
「そりゃそうですよね普通」
ピロシキはもう完全に売れちゃってるからね」(笑)



数年後にはピロシキに負けないバンドになっていることでしょう…w





・憂鬱な世界を踏みつぶしてくれないか


続いてMr.Droopy、インスタントミュージックと、
休む間もなく盛り上がる曲を連発。
いやー凄い、40超えた人たちばっかりとは思えない(禁句)


そしてそしてブルースドライブモンスター!
この曲の盛り上がりはほんと凄かったです。
なななー!の後のリズムに合わせて拳をあげるのが楽しい。
ドラムを叩くシンイチロウさんが一際輝いてました。




・何かを照らしたんだストロボのように


ブルドラで盛り上がりきった後は、マーチオブザゴッド。
この曲やってるときのライブハウス内の光景はなんかの宗教みたいでちょっと怖かったり(笑)


その後、ちょっとゆっくりチューニングして、
シリアスモードに入るのかな…と思いきや、Like A Lovesong!
これもライブで盛り上がる曲。合いの手入れながらリズムにのるのが楽しかったです。
ほんとテンションあがるセットリストでした。


ジョニーストロボで見事に輝いた後、
ようやく一息ついて、スローナンバー、Beyond the moon。
これが素晴らしかったです。ライブで化ける曲だろうなーとは思ってましたが、
期待以上にラストのシャウトが効いていて…
さわおさん歌うまくなってます、発展途上です、絶対(笑)




・メンバー紹介


淳「もう私も41歳になりまして…」
客「おーー」
淳「うん、おーだね(笑)」


淳「整体に行って、針を打ってきてもらいました。
なので、いつもより2割ぐらいは元気です。2割増しで体が動いてるかと思います」


さわお「…言ってくれたら俺が打つのに。安全ピンで。」(笑)


淳「それは針じゃない。…針だけど(笑)




真鍋「僕も淳に負けじと、昨夜は道頓堀で遊んできました。
英気を養ってきましたので、やる気まんまんです。よろしくお願いします」




シンイチロウ「先日、エルビスプレスリーの格好をする機会がありまして…」


さわお「ちょっと(笑)どういうこと?」


シンイチロウ「こう、ビラビラさせながらあの衣装を着たんですよ」


さわお「いやいや(笑)そうじゃなくて、どういう状況でそういうことになったの?」


シンイチロウ
「ピーズ関連のイベントで…そういう格好をしまして。
その格好でドラムも叩いて(笑)」


「…ちなみに、ピーズのハルがその格好をすると若かりし頃のプレスリーなんですけど、
僕がやると往年の、死ぬ間際のプレスリーで…」(笑)


…なんかわかってしまうw


シンイチロウ
「アンコール?でその格好のまま出てきて、腰をくねくねさせたりしながら、
ステージの前で踊ったりしたんですよ。
それで、お客さんのタオルを取って汗をふいて、それを投げて返すっていう、
有名な芸をやろうと…芸?違うね?」


さわお「パフォーマンスね(笑)プレスリーがいつもやってた」


シンイチロウ
「それをやろうと、最前の女の子のタオルを借りようとしたわけです。
そしたら、イヤーーーー!!って言われました」(笑)


場内爆笑w


さわおさん「…ドンマイ(笑)」




さわおさんMC


「20周年ということで、いろんなイベントをやった。
アコースティックライブに始まり、豪華な対バンツアーをやったり…
そして武道館。だいたい一万人ぐらいの人がきてくれて…
本当に感動してしまったんだ。」


「でもその一方で…なんというか、矛盾する気持ちも抱いていて…
数字だけが全てじゃないというか…オリコンで一位とってる曲が全部素晴らしいってわけじゃなくって。
売れてる曲を聴けばいいとかっていうわけでもなくて。まぁそういう人達はここにはいないだろうけど(笑)
売れてなくてもいい曲はたくさんある。
でも、俺は、純粋に曲を評価されたいって気持ちだけじゃなく、
その、数字で評価してるやつらを認めさせてやりたい、ざまぁみろって言ってやりたい、みたいな気持も持っていて。
だから、武道館で一万人を前にした時は本当にうれしかった。
でも、その一方で思ったんだ。あれ?武道館で一万人いるから嬉しい、一万人いるから感謝するっておかしくないか、と。」


「ここもまぁいっぱい人がいるけど、高知とか行ったら未だに200人ぐらいの前でライブやってて。
そういうところで、俺は武道館でやってる時と同じ気持ちでやれていたのか、と。
一人一人に感謝できていたのか、と。」


「武道館のDVDとか観てたら、普段俺達が見ることができるはずのない映像…
例えばSEの雨上がりに見た幻をみんなが合唱してるところとかが見れて。
それ見てたら、ああ、みんなにとっては一対一なんだな、と思って。
一対一万じゃなくて、一対一、お客さん一人とピロウズ、一対ピロウズなんだな、って思ったんだ」


「…昔は自分たちでビラ配って、連絡先は自分のアパートで(笑)
チケット買ってくれる人がいたら届けに行って、
それこそもう顔も知ってるぐらいの近い距離でお客さんがいて。
…それが最近知ってのとおり、だんだんロックスターになってきてるわけだが(笑)
そうなってきてから、昔みたいな距離では向き合えなくなったわけだけど。」


「やっぱり俺はすぐ心を閉じてしまう人間なので…(苦笑)
いくらたくさん客が来てくれても、すぐイライラしてしまったりして。
…1000人2000人ぐらいいると一人ぐらいおかしなやつがいるんだよ!
ごく一部と分かってても頭に来るし、イライラする。
でも、なんていうか…
今の俺は、キミたち全員大好きなんだ。信じたいんだ。」


「今日のおれは全開だ!」



いつも割と明快に喋るさわおさんが、かなり迷いながら、
時折詰まりつつも、言葉を探しながら話している姿が印象的でした。



・どんなに苦しくても生き延びてまた会おう


熱いMCでおおいに盛り上がった後はラストへ向けて一直線。
プライマービート、あの高速でよくあそこまで…
真鍋さんのギターに視線がくぎづけになりました。
この曲も、今後もライブの定番になってほしいです。


そして、この世の果てまで。
終盤のさわおさん、武道館の時以上とも思えるぐらいの叫びっぷり。
やっぱり歌うまくなってます!(2回目)


本編ラストはNo surrender。
見渡す限り、拳、拳、拳。
あっという間に終わってしまって、
でも熱だけが「まだまだ」という感じで会場に残っている、
そんな空気を作り出す演奏でした。




・アンコール



雨上がりに見た幻。
言葉にならないぐらい良かったです。
だんだん、曲が成長して行ってる感じ。
聴きながら、10年ぐらいたってこの曲聴いたら
どう思うんだろう、とか、そんなことを考えたり。


続いて、ラストダイナソー
個人的に、ライブで聴きのは多分初めて!
ギター凄いドラムかっこいいベースいい味だしてる、
さわおさんまるでロックスター(笑)
ようするに全部いい!



一端またメンバーはけて、
SEで「LIFE SIZE LIFE」が流れて、曲に合わせて拍手&あういえー合唱。


ダブルアンコールで出てきたさわおさん


「お前ら、オーイエーのところだけ大声って、どうかと思ったよ(笑)」


あういえ!はさわおさんの中では一応「おーいえー」なのね、
とひそかに突っ込みを入れたのは自分だけではないはず…(笑)


「次、来年大阪来る時までにライフサイズライフの歌詞覚えておくこと!」




次回への宿題も出されたところで、ラストはポイズンロックンロール。




盛り上がって盛り上がって盛り上がり尽くして終了となりました。






また気が付けば長いレポ(&遅い時間…汗)になってしまいましたが、
ここまでだらだらとした長文を読んでくださった方、ありがとうございます。


メンバーとスタッフの皆さん、あの会場にいた皆さん、
ライブにかかわって全ての方に、感謝、感謝。ありがとうございました。