風に歌をのせて ちゃんと笑う


・これからの物語を夢に見てきたのだろう


今日は30日。
4月の終わり。
速かった。早すぎる一か月だった。
こうやって、気がついたら歳を取っていくんだろう。


時の流れと追いかけっこをしている感じがする。
こちらは走ったり止まったり歩いたりだけれど、
相手は一定のペースで淡々と進んでいる。
変な違和感を感じてしまう。
BUMPの「銀河鉄道」の言葉を借りるなら、「僕は止まったままなのに」。


でも、結局は
「動いていないように思えていた僕だって進んでる」。
この言葉って、救いがあるようで、残酷でもある言葉だと思う。


はたして、時間とうまく付き合えるようになる日はくるんだろうか。




・何が嬉しいことか たまにわからなくなるけど 


そしてこの四月の終わりは、GooD Dog Happy Menの、4人での活動が終わる日でもある。


BURGER NUDSの時から、門田さんはずっと「笑う」ことを歌にしているけれど、
多分その「笑い」は、ずっと同じものであり、それでいて、その時々で違うものでもあるんだと思う。
何言ってるのかわかってもらえないかもしれないけれど、自分はそう思う。
そして最後に彼ら四人は「ちゃんと笑って」去っていくに違いない。



初めて「Perfect nervous」を聴いた時に感じた風。
何回も聴くごとに、しみこんでいった言葉。


そして、「Most〜」のCDを買い、Apple Star StorySを聴いた時の、内側からこみあげてくる思い。



「とても君はきれいに笑うのに砕けてしまったんだね」
「かくれんぼして出てこない 笑顔持って」
「眩しくて今やっと素直に笑える」
「心の壁が空を消したとき 君に笑われた そうだよ笑ってた」
「一瞬だけでも永遠に笑っていたよ」


「その目で微笑みを受け取り 優しい気持ちを愛した記憶 記録」
「笑えずに空を見ていた」


いろんなものが「ちゃんと笑うよ」に詰まってる気がして、
それこそ一日中この曲ばかり聴いてた時期があった。丁度、大学に入学するころ。
BURGERにはまって延々聴いていたのは、その前の1年間、ただ「休んで」いたころ。


そう思うと、なんだか言葉では言い尽くせないようないろんな感情が湧いてくる。




まだまだこれからも、いろいろなことがあって、いろいろな人に出会って、
なんだかんだと愚痴をこぼし、不平不満を並べながらも、生きていくんだと思う。
そう思えるようになったのも、
ピロウズやBUMP、シロップ、セツナ、そしてGDHMを始めとした
たくさんの音楽のおかげだと本気で思ってる。何がどうなるかなんてわからないけれど。


話は続く。
とにかく、続く。
とにかく、
続く。