1時ごろに心斎橋に到着。まずはぶらぶら歩きながら行く予定のライブハウスの位置を確認。
心配症なもんで、慎重にやらないと不安なのです(笑)
一通り歩き回った後、ビッグステップでチケットをパスに交換。
周辺を見渡せばすでにパスをぶら下げた人たちがたくさんで、なんだか変に親近感が。
大阪の街は正直苦手なんですが、音楽好きが群れをなす光景は見てて嬉しくなるものでした。




適当に時間を潰して3時頃、まずはclub☆jungleへ…

トップに選んだのはLOWNAME。

club☆jungleはライブハウスという雰囲気ではあまりなく、
小さな喫茶店のテーブルをとっぱらって隅にステージを作ったような感じ。
(実際普段は椅子ありでいろんなイベントを開催してるらしいです)
どこらへんがジャングルなのか(笑)


定刻通りに幕があがって、「リグレット」でライブ開始!
まず感じたのは、CDで聴く以上に声が優しげで、ギターがきれいだということ。
最初の二曲ぐらいは少し全体的に音の出方が悪かった気もしましたが、
だんだんと音圧が増すと共に、会場の空気も変わって行きました。

MCを数回挟みましたが、これがあまりに口べたで、心配してしまうほど(笑)
関西でのライブは初ということで、お客さんも初見の人がほとんどだったよう。
皆反応の仕方ががつかめてなく、少し気まずい雰囲気になってしまい…
演奏がいいだけに、正直ちょっともったいないなーと感じてしまいました。

アルバムからカナブン、スワン、バスケットボール。+二曲ほど知らない曲。
会場の音響がいまいちだったのが残念でしたが、ラストにやった曲がとても良かったです。
是非また関西でライブをしてほしいと思いました。




ライブが終わって外へ出ると、時刻は3:50前。
4時開始のTHE NOVEMBERSに間に合うよう、急いでミナミの街を移動。
ちなみにこの日は中学生ぐらいの子供から、40代以上と思われる先輩方まで、
いろんな音楽好きの男女が急ぎ足でかけ回るほほえましい光景が見られました。

4時ジャストでKINGCOBRAに到着。階段登って三階にあるハコの中には、
既に後ろのほうまでぎっしり人が。
そして息つく暇もなく演奏開始!


彼らの曲はいろんな視聴サイトで耳にしていたのですが、その印象と比較すると、
ライブでの彼らは圧倒的に熱い!とにかくすべての音が分厚く響いていて、
まだCD全国発売もまだというのに存在感のようなものを感じてしまいました。
特に重く低いドラムの響き具合が心地よかったです。

MCはこちらもぐだぐだ(笑)ただ、お客さんも慣れてる感じで、雰囲気は悪くなかったです。

少し残念だったのが、歌詞がほとんど聴き取れなかったこと。
聴かせるとこはもうちょっと楽器の音と声との兼ね合いを工夫してほしい気がしました。
まぁここらへんは好みの問題かもしれませんが。

とはいえ、いくつか知っている曲もやってくれて、全体的にはかなり満足。
もうすぐアルバムが出るようですし、これから更に期待してます。


セットリスト(公式ブログより)

1.she lab luck
2.Exit
3.こわれる
4.最近あなたの暮らしはどう
5.バースデイ
6.白痴




次に向かったのはAtlantiQsという小さな小さなライブハウス。
KINGCOBRAのすぐそばだったので、こちらは余裕を持って移動できました。

お目当てのano-Hiは、どこ行こうか迷ってミナホの公式で片っぱしから
視聴した中で、「けっこう好みか?」と思ったバンドで、ほとんど
知識のないままでの参戦でした。バンド名が「アノハイ」と読むのもMCで初めて知るぐらい(笑)
しかしこれが良かった!


演奏が始まると、会場内は何とも言えない張りつめた雰囲気に。
激しいギターと独特の高い歌声ながら、不思議と聴きにくさを感じさせない
絶妙なバランスで、体の芯に響くような演奏でした。
テンポとしてはゆっくり目の曲が多かったんですが、
メンバーの感情が全面に出ていて、聴いてる側も自然と体が動く。
特に終盤の迫力はたまらなかったです。

ベースは女性なんですが、MCでは大人しげに小さな声で喋っているのに、
いざ曲が始まると男も顔負けの熱い熱い演奏。コーラスもいい感じでした。


終了後の余韻が最高で、全く冷めきらないままにCD購入。
会場内には物販スペースがなく、外の路上で販売してたんですが、
かなりの数の人が買って行ってたように思います。
やっぱりいいライブは伝わるんですねー。


これからに期待!と言いたいところだったんですが、物凄く残念なことに、
彼らは今年いっぱいで活動休止するそうです…(公式サイトで今日付けの発表)
もっと早くに知っとけばよかった。
まだ解散決定ということではないようなので、休止後また再開してくれることを願っています。

公式サイト↓

http://www.geocities.jp/ano_hihi/home/index.html


ちなみにCDを買った時には、ano-Hiのメンバーさんも顔を出してました。
出演するバンドの人が空き時間に他バンドのライブを見てたり、
メンバー自らビラ配りしてたり、客との距離が近いのも、
このイベントの魅力だと思います。




夕飯を適当に済ませた後、今度はsinsaibashi FANJへ。
建物は目立たないところにありましたが、中は割と人がたくさん入りそうなシンプルなつくりでした。
着いた時にはワタナベフラワーがやってましたが、途中からはちょっと
入りづらい雰囲気だったのでいったん外で時間つぶし。
その後、戻ってきたら規制かかってて焦りました…ちょっと待ってたら入れたので良かったですが。


お目当てはGood Dog Happy Men

ステージが低くて後ろからは見にくかったので、少し前の方へ移動。
いつものようにマイペースにメンバーが楽器の調節をしている…と思ったら
なにやら様子がおかしい。スタッフさんもあわててる。
どうなるのかとそわそわしていたら、照明も落ちないまま唐突に、
「Natural Born Qeen」の演奏開始。と、それも最初のサビが終ったところで終了。

どうやら機材トラブルか何かあった模様で、結局二十分以上遅れての開始となりました。

そんなこんなでどうも乗り切れないままライブが始まってしまい、
気がついたら終わってしまっていた、って感じになってしまいました。ちょっと心残りです。
新曲をやってくれたのは嬉しかったですし、演奏は良かったと思うんですが、
セトリ的にも少し物足りない感じで。

来年大阪でワンマン(!)をやるとのことなので、またその時は大いに楽しみたいと思います。


セットリスト

Nightmare's Beginning
ハイストレンジネス
Groria Streetから愛を込めて#3-嬉しくて哀しい事-
Twice Birds' Singing
キャンプファイヤーソング




終了後、いよいよこの日自分が行く最後のライブハウス、DROPへ。
グッドドッグで時間がずれたせいもあって、会場に着くと既に
LUCKY LIPSのライブが半分ぐらい経過したところでした。

彼らはano-Hiと同じく少し視聴しただけでほとんど知らなかったんですが、
これまた予想以上に楽しませてくれました。全体的に演奏が上手く、
初聴きでもリズムに乗りやすい楽曲ばかりでとても良かったです。



そして時刻は夜9時を回り、この日のトリ、No Regret Life
何度かライブを見れそうな機会があったんですが、結局めぐりあわせが悪く見れていなかったバンド。
半端じゃない数のライブ数をこなしているとのことなので、かなり期待していました。


一曲目はメロディー!
このバンドを好きになったきっかけの曲で、いきなりテンションが上がってしまいました。

ボーカルの小田さんの声は本当に力強くてよく響く。3ピースらしい真っすぐな演奏スタイルで、
盛り上げ方のうまさはさすがといった感じ。
客の方も楽しみ方を知っている人たちばかりで、本当に心地良い空間が出来上がっていました。
個人的に大好きな曲、失くした言葉をやってくれたのも嬉しかったです。

あっという間に6曲が終わり、メンバーが手を振りながらステージを降りた後も、
一部の客以外は帰る気配なし。そう、トリの特権のアンコール!

イベントの都合とかあるから無理かも…とちょっと不安だったのですが、
すぐにメンバーが登場してくれました。そして、始まったのはLIFE!
これまた思い入れのある一曲で、ラストにふさわしい名曲。
言葉の一つ一つを噛みしめるように歌い、音を刻むメンバーの姿が目に焼きつきました。