今君はどうだい

タイトルにしても歌っている内容にしても、どう考えても苦手なタイプなはずなのに、不思議と大好きな曲。このライブ映像とか、ちょっと泣きそうになるぐらい。

「歌を信じるように明日を信じてもいいんだ」

どんな矛盾にだって割と笑えるのさ


・「LILI&HAL」/限りなく透明な果実

LILI&HAL

LILI&HAL


ついに全国流通音源発売。めでたいですね。
更にはついにPVが。めちゃくちゃめでたいですね。

大好きなバンドなのにネット上で聴ける場所がほとんど無く、紹介しづらかったので、こうやって開けた形で聴けるようになって嬉しいです。


で、肝心の収録曲の内容ですが、これまでの自主制作音源とは受ける印象がけっこう変っています。
今までは少し薄暗くて冷たい室内で鳴らされていた音が、太陽の光が当たる外の世界に出てきたようなイメージ。
一見すると、「内に籠ってちょっと暗い音楽をやっていたバンドが、開けた場所に出て明るくなってくる」というありがちなパターンで、そうなると大抵自分の好みからは離れて行くんですが(苦笑)、今回の果実の場合はそうは感じませんでした。確かに雰囲気は変わっているのに、何故か違和感が無い。どうしてなんだろうと最初は自分でも不思議だったんですが、繰り返し聴いているうちに、それは彼らの作る曲にずっと変わっていない部分があるからだと思うようになりました。それは、歌の中に物語がある、ということ。前身バンドの時から続く、彼らの最大の魅力がこの作品でも生きていて、自分にはそれがとても嬉しかったです。

明日はヒツジツキとのWレコ発に行ってきます。楽しみな限り。